第100話俺と猫
遅くなってすいません。100話です。
「さてと、今日は、どうするか」
今日は、文美さんに、たまには、人の頼みを聞かず、放課後を楽しむなのです! と言われ、優の格好で、町に来ている。
「ん?」
路地裏から、動物の鳴き声が、聞こえてくる。
俺は、鳴き声のする方に、向かう。
「子猫だ………」
見たことのない、子猫が、段ボールの中で、鳴いていた。
段ボールには、拾ってあげてくださいと、書かれていた。
「全く、無責任な飼い主だだな」
「にゃーー、にゃーー」
子猫が、不安そうに鳴く。
「よしよし、大丈夫だからな~、今俺が、住んでいる所に、連れてって、やるからな」
俺は、子猫の頭を優しく撫で、子猫が、入っている、段ボールを持ち上げ、家に向かった。
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「文美さん。子猫を飼いたいです」
俺は、そう言って、文美さんに、子猫を見せる。
「エバーキャット………ですか」
どうやら、この子猫は、エバーキャットという、種類らしい
「どんな猫何ですか?」
「この猫は、珍しい、種類なのです! 寿命が、六十年も、ある猫なのです!」
「凄いですね!」
俺は、帰る途中ペットショップで、買った子猫用のミルクを、作りながら、そう言う。
それにしても、猫で、六十年も生きるなんて、相当長生きだな。
「それ故に、飼うのは、覚悟が、必要なのです」
文美さんが、真剣な表情で、そう言う。
「長生きという事は、相当お金が、かかるなのです。雄一さん、貴方は、この猫の寿命が、尽きるまで、飼う覚悟は、ありますか?」
文美さんが、そう言う。
「勿論です! お金の方はお小遣いで、何とかしてみせます!」
俺は、力強く、そう言う。
「良く言ったなのです! では、いろいろ、買いに行くなのです! 後、お金は、社会人に、なってからで、大丈夫なのです!」
俺は、文美さんに、連れられ、再びペットショップへ向かった。
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「えっと、猫用のトイレ、猫用のミルク、おもちゃ………後何を買いましょうか?」
「一応、爪研ぎも、買っておくなのです!」
ペットショップにて、俺と文美さんは、子猫に必要な物を買っている。
「そういえば、雄一さん」
「何ですか?」
「あの子猫の名前は、どうするなのです?」
「実は、もう決めていますよ………ルフィン何て、どうでしょうか」
子猫を家に、持ち帰る際、考えた名前である。
「良いと、思うなのです! それじゃあ、ルフィンも、待っていると、思うなのです! 会計して、帰るなのです!」
文美さんが、そう言い、レジへと、向かった。
「ありがとうございました! ………リア充が」
最後の店員のセリフは、聞かなかった事にした。
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「ただいま~なのです!」
「にゃーー!」
「おっと」
家の中に、入った瞬間、俺は、ルフィンに、飛びつかれた。
「ルフィン、ただいま」
「にゃーー?」
ルフィンは、首をかしげる。
「ああ、お前の名前だよ」
「にゃん!」
ルフィンは、分かった! と言ってるように、鳴いた。
「んじゃ、夕御飯を作りますか」
「今日の夕御飯は、何なのです?」
「ルフィンが、家に来た日なので、ハンバーグでも作りますか」
「やったーーーなのです!」
「にゃん!」
「それじゃあ、準備しますね」
そう言って、俺は、夕御飯を、作りに、キッチンに向かった。
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