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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第2章雄一皆に恩返しをする
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第99話俺と世界野球

99話です。皆様のおかげで、ブックマーク、200人いきました! ありがとうございます!

「雄一さん! ここが、東浦球場なのです!」



「大きいですね」



休みの日、俺は、文美さんと一緒に、野球場に、来ていた。



どうやら、今世界野球が、行われており、今日が、決勝戦らしい。



「リーグ戦じゃなくて、申し訳ないなのです」



「いえいえ、世界クラスの野球が、見られるのに、文句なんて、言いませんよ」



「ありがとうなのです! では、入るなのです!」



俺と文美さんは、東浦球場に、入っていった。




□□□











「プレイボール!」



バックネット側の席に座り、しばらく経つと、プレイボールの声が、聞こえて、一回の表の攻撃が、始まる。



「ちなみに、Tが私達が、いる国で、Yが敵チームなのです!」



文美さんが、そう言う。



先攻は、どうやらY国のようだ。



「先発は、T国のエース、若松陽愛わかまつひより投手なのです!」



文美さんが、そう言う。



若松投手は、初球を投げる。



初球は、インコース高めで、判定は、ストライク。



「ナイスボールなのです!」



二球目は、アウトコースに、落ちる球で、空振り。



「これで、追い込みましたね」



三球目は、真ん中高めのつり球に、手が出掛けるが、判定は、ボール。



「決め球は、何にしますかね?」



「恐らく、落ちる球なのです!」



文美さんが、そう言う。



四球目は、二球目と、同じ所に、落ちる球を投げ、空振りを取り、一番バッターは、三振に、終わった。



「文美さんの言った通りに、なりましたね」



「ナイス三振なのです!」



若松投手は、このままの勢いで、三者凡退で、一回を、終わらせた。



「次は、T国の攻撃なのです! 一番は、足の速い、高藤たかふじキアラ選手なのです!」



高藤選手が、右のバッターボックスに、立つ。



初球相手のY国の投手が、投げる。



アウトコースに変化球、判定は、ボール。



「際どいですね」



「ストライクでも、おかしくなかったなのです!」



二球目は、アウトコースに、ストレート、判定は、ボール。



「ボール先行なのです!」



三球目は、インコースのストレート判定は、ストライク。



「バッティングカウントですね」



四球目は、体に近いインコース、判定は、ボール。



「次の球は、見ますかね?」



「私は、打ちにいっても、大丈夫だと、思うなのです!」



Y国の投手が、五球目を投げる。



「!?」



Y国の投手が、しまった!? という顔をする。



ボールは、ど真ん中にいき。



「ふん!」



高藤選手は、フルスイングをした。



ボールは、バックスクリーン、一直線で、ホームランになった。



歓声が沸き起こる。



「やったなのです! 先制点なのです!」



「甘い球を、逃さず打ちましたね!」



しかし後続のバッターは、凡退し、一回の裏は、一点で、終わった。




□□□











「さて、このピンチどう切り抜けますかね?」



回は、そのまま進み、現在五回の表の攻撃で、ツーアウト、二塁、三塁、一打逆転のピンチ。



バッターボックスには、Y国四番バッター。



T国の選手が、マウンドに集まる。



「敬遠ですかね?」



「次のバッターは、ヒットを打っているなのです! ここで勝負なのです!」



選手達が、各ポジションに戻り、若松投手が、四番バッターに、初球を投げる。



「ふっ!」



コースは、インコースストレートで、バットに、ボールが、当たりファールになる。



二球目は、アウトコースに、変化球、大きく外れボール。



「慎重に、攻めるなのです!」



三球目は、インコースに、落ちる球、見送ってボール。



四球目は、真ん中高めに、外れ、スリーボール、ワンストライクになる。



「落ち着くなのです!」



五球目は、アウトコース、低めのストライク。



「これで、スリーボール、ツーストライク」



六球目、七球目とファールになる。



「オラーーーー!?」



若松投手は、そう叫び、八球目を投げる。



バシン! と、ボールが、キャッチャーミットに、入る音が、聞こえた。



「ストライク、バッターアウト!」



「「よしゃーーーー!」」



また歓声が沸き起こる。



結局、ピンチは、この一回のみで、終わってみれば、初回の高藤選手の、ホームランが、決勝点に、なった。




□□□











「雄一さん。どうでしたか? 野球の観戦は?」



「最高に、楽しかったです!」



帰り道、文美さんに、そう聞かれ、俺は、答えた。



「良かったなのです! また行きましょう!」



俺と、文美さんは、手を繋いで、帰っていった。



休み明け、どうやら、俺と文美さんの姿が、テレビに、出たらしく、中継を、見ていた人達に、何で学園長と、一緒に行ったんだと、説明を求められ、俺は、苦労する事になった。

読んで頂きありがとうございます。

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