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親子ー7日間の温もりー  作者: ふぁそ
2/2

-2段目

第1話です。よろしくお願いします。

父が入院した。頭が痛いから。最初にそれを聞いた時、私はそんな理由で?と思った。そして、数日帰ってこないから嬉しいと思った。母は明日、入院セットを持っていくらしい。なんせ、家から2時間はかかる場所にある病院なのですぐには行けない。昼間、母が父に電話したら元気そうに、

「腹が減った。」

と言ったらしい。けど、頭はまだ痛いらしかった。母は、昼ごはんまだなの?と尋ねると、

「さっき食べた。」

それを聞いた母は、こいつ本当に病人なのか、と疑問を抱いたという。そりゃそうだ。


私は父が大っ嫌いだった。父は女々しい、自分勝手なヤツだと心の中で貶していた。ひどい時は、母と離婚して欲しいと思った時もあった。それくらい大嫌いだった。だから、入院したことを聞いて、嬉しく思った。優しい時は優しく、怒っている時はものや母にあたる。そんな父が私は大嫌いだった。最低な男だ。


父が入院した日の夜。私は美術の作品仕上げに追われていた。やっと塗り終わったのが0時。出来には満足したので、すぐ寝ようとした。そんな時だった。固定電話の無機質な音が鳴り響いた。私は、不思議に思って電話に向かった。既に、母が出ていた。こんな時間になんだろうと思い、母が電話を切るまで待っていた。

カチャー

私が母に尋ねようとしたら、母の方から答えてくれた。







父の容態が急変した、と。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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