7_仲間《てき》_
「いくぞ!阿木止、ここで止まっていてもやられるだけだ」
「でも、まだ……」
俺は抵抗した。
まだ、生きてるかもしれないという可能性にかけていたからだ。
しかし、
「俺のカードの能力でも把握したが、仲間はもう、別の何かに操られている。」
副団長は額に手を添えて、『真実の存在証明』を使っていた。
その能力は現実か理から外れた力かを認識するためのカードから派生する能力だった。
だから、
「そういうことっすよ、阿木止さん……」
俺は何か黒いものに包まれたような感じがしてならなかった。
もっと助けたい、救ってやりたかったなのに、
俺は銃口を奴に向ける。
敵、この世界の管理するものに対して
「ふははははは、どうやら来たようですね、脚本家がやってくれました!ふはははいやはや滑稽ですねふふふ」
レッドジョーカーはこの状況を滑稽なものと称して嘲笑っていた。
脚本家というものの存在が俺の仲間をそうさせたのか……
「おやおや、先程の余裕はどこへやら、私の脚本家がおこしたことをなぜ、喜ばないと?」
「お前ぇぇぇぇぇ!」
俺は許せなかった
どうしようもない、自分の無力さに
どうしようもない、自分の虚しさに
どうしようもない、自分の弱さに
それを今、嘲笑ってる奴等に俺は不条理なものに対する怒りの思いを叫びながら、銃を向ける。
(待て!阿木止)
どうして?止める
邪魔だ、お願いだから俺を元凶≪アイツ≫を殺せば
操られた仲間≪てき≫は仲間≪もと≫に戻るかもしれない
俺は仲間の静止を無視して撃とうとするが
「ぐっ」
俺の身体中に迸る痛みがスタンガンのように駆け抜ける
多分、相手は副団長、無理もない、彼は本当のことを告げて、いるのだから
そう、俺にそのカード『真嘘≪リアルライアー≫』の能力を知っている多分、今使ってるのは偽証ではなく、真のことを告げて、俺に確信を告げ知らせるように俺の腹を殴って意識を失わせた。
しかし、普通のパンチではなく、カードを伴った力で殴った、嘘であるならば、そのカードの力はただのパンチだが、俺にかなりの痛みを背負わせたそれは
「もう、戻らないんだ阿木止」
俺は意識を失い、副団長が手負いであったが、俺を担いで逃げてきたことは、根拠地に来て、やっと、意識が戻った時に知るのであった。




