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5_差し入れ_

_時は少し遡る_

既に日は傾きつつある夕刻がた、それでも雨は一向に降りやまず、憂鬱な曇天な空が俺たちの元を降り注いでいた。

そして、俺とホワイトロードは仲間達のいるところに向かっていた。

地を足をけって、少しでも早く駆け抜けていく、

何故、車とかを使わないのかは、狙われるのをさけるため、とかまぁそんなものである

今しがたの世の中、車にも人工知能が搭載されたりとかして、国家に統制されてるしな

プライバシーとかって国家が一番犯罪してんじゃねぇか!とかっというので俺はテロリストと呼ばれる革命家になった訳じゃない。


俺がなぜ、テロリストと呼ばれる、21世紀の惨劇を生み出すようなやからみたいとも思えるような奴になったのか


それはこの国が悪いからだ!!


とか言う表面的なものなのではない


国を変えるよりはこの世界を変えたいという


大義名分たらたらのものなのではない


じゃあ何か?


それは___


「おっと、阿木止、飛ぶぞ」

「えっ!?飛ぶ」


ホワイトロードの突然言った言葉に驚きの声をあげる俺は先程、ふと過去の思いに浸ろうとしていたのが急に変わったが為にラグを生じかけようとしていた。

すぐさま、見るとゴミ箱が雑居ビルの如く煩雑していた。

横を見ると既にホワイトロードの姿はない


ヤバイ!


っと思ったが、



「うわっと」


すぐさま、俺は戦闘術『跳』を使ってこのゴミ箱の集団から地を蹴って一時、建物の上に上り上がろうとしたが、結果はもう遅い……


なぜかって?それは


「俺の目の前だからだよー!」


そして、俺はそのまま、ゴミ箱の群集に巻き込まれてしまう。

でも、なぜか、生ゴミの類いというのがなかったのが不思議だった


「痛ててて……」


さながら、通勤列車の中でもみくちゃにされたような不快感だなっというのを、20世紀と21世紀の歴史であったんだっけなと友人の会話の断片が思い出された。


いや、今はいいか、それよりも_


「このアタシのゴミ箱トラップに引っ掛かるとは生意気だな、バカかお前は、まぁ私がゴミ箱に生ゴミをつけてやることぐらいできたのにな、今回はゴミで勘弁してやる」

「ゴミはゴミじゃねぇか……」


正直、気分は最悪に近かった、おまけに俺の脳内キャパシティはゴミでついちまった汚れで気分はどんよりしていた。

そして、見覚えがある、アイツは確か……


ただ、わかることはお人形さんのようなツインテールツンデレ幼女ガールを眺めてドキドキはしないこと理由は簡単年……


「ご無沙汰しております、阿木止の婚約者様」

「勝手にアタシをこっ婚約者にするなー!」


ホワイトロードは雨の中にうたれながら、主君に敬意を払う騎士の如くマントを地に伏せた。

アイツは恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めて手をバタバタさせる。

建物の端で足をブラブラさせていたために、天気は雨で濡れていた為に、小さい体が滑り落ちる


「あっ!?」


一瞬の間の空白

アイツはバタバタといつも負けてる猫がやるようなアニメの如く泳ぎながら戻ろうとするが結果として戻らないわけで


「うわぁぁぁぁ~」


そのまま、高い建物から落ちていくアイツは当然、重力の理を反することはなく、そのまま落ちていく。

アイツは確か、戦闘術かなんかを仕えたような気がするのだが……

俺がそのまま黙って見ていると……


「誰か助けてくれぇぇぇ~」

「はぁ~はいはい」


そのまま黙って見てるのも癪なので、助けようと動くことにした。

理由は簡単、その先のことを予測してだ。

戦闘術でもあったが、俺はまだ、その先を読むという能力はないし、無くても判断できたからだ。

それは過去のことがそうさせていたのもあったのだろうが……


助けだそうと動き出した、次の瞬間


「お怪我はないですか、姫様」


俺が考えてる時点でもう遅かった、やはりホワイトロードはすごい奴だとわかるから悔しいなぁ、アイツの好感度メーター的な意味ではなく、行動力的な意味で


「うん、まぁ……大……丈夫……だぞ」


アイツは顔を少しうつむきがちになって、ほんのりと頬を紅く染めながら、礼を言うのだった。

それは一種の恋心をいだく少女のように……

これを見ると、俺にとっては可愛いものだと思い思わずドキッとしてしまう。


「はっ!?」


アイツはそう言うと、すぐさま飛び退いて、バレリーナのごとく、華麗に着地する。

そして、一言


「べっ別にアッアンタなんかにおおお礼をいいい言ったつもりはななな無いんだからね」


お決まりのツンデレ確定のお言葉頂きましたー

と俺は一人で思わずフッとバカにするかの如く笑いかけようとしたが……


「ぐほぇあ」

「お前はアホかー!」


腹の中にダメージが与えられる。

もし、装備をつけてなかってたら、死んでたんじゃないの~と思ってしまう。

よかった装備つけてて、しかしダメージは全く入ってない訳じゃなくて……


「すっすいまふぇん」

「ふん、お前は隙がありすぎて困るからな」



アンタがいうなと心の中で思うが二次災害を避けるために言わずという対策をとる。

我ながらナイス判断と思う。


しばらくして立ち上がると、アイツは何かを差し出す


「ほら、阿木止、差し入れだ」


エコバッグだ


「ほらっなんも食ってないだろ、とりあえず食え、あと、傘持っとけ怪しまれるからな」


「えっ!?」


ポンっと渡される、いまいち状況が掴めない。


「べっ別に勘違いするな、団長が有栖は暇だから補給しにいったらどうなんだいキラッなんて言うもんだから来てやったんだ」


「あっ有栖~!」


俺は感激した、先程のゴミ箱トラップでされた憎しみがぱぁーって解放されたような気がした。また、ゴミ箱っぽいところから出されたものだけど……まぁ青いし、四次元的な何かだろうと思って無視する。

心のなかの呼び名がアイツから思い出して師匠にかわる。

ついでにいうが、俺の師匠でもある、つまり年_


「気軽に呼ぶなぁぁぁぁぁ!あと、名前で呼ぶなぁぁぁぁぁ!」


繰り出される、キックに俺は連続ヒットしまくりで、KOされる。


「すっすいません……」


俺は少しの意識が跳ぶ感じがした。

幸い、生命線と呼ぶに等しいエコバッグは無事だった。傘はというと俺が差していた為にぶっ壊れた。

まぁ別にエコバッグが木っ端微塵になってたら、本当の意味で昇天していただろうが避けることができて、安堵する。


「あと、これはお前の分だけじゃなくみんなの分だから」


そう俺に憂いをおびたようなどことなく悲しそうな表情を思い浮かべながら語りかけるように言うと、気を付けろよと言って小さい体がゴミ箱の中に入っていくと、その場を後にするのだった。


頭がぼぉぉーとする。

雨が一段と激しく降るような音が心の中でも届きそうな気がした。


〈「あと、これはお前の分だけじゃなくみんなの分だから」〉


この言葉が俺の脳裏からやけついて話さなかった。

その言葉を何度も読み返すように考えていると


「ほら、阿木止これでも食べて元気をだすのだ」

「栄養ゼリーだけどな……」


飲むという表現が正しいのだが、今はそれよりもホワイトロードの行動と言動に思わず勇気づけられる。


「騎士たるもの弱気を助けることに率先して動かねばならぬからな」


俺は思わずガクンとうなだれる


「俺は弱きものですか~聖騎士様……」


ホワイトロードはいやいやと手を動かす


「違うぞ、今のは言葉のあやだ。弱きものというのは困っているものを導くこと、だから阿木止も困っているものを助ける為に戦っているのだろう。」

「まぁ確かに……そうだな」


ホワイトロードの思いの幅は違うかもしれないけど、根本はそうなのだと思い、俺はそうとして、うなずく。


「そうなったら、ここで立ち止まっちゃいられないな!」


俺は止まりかけた、不安的な思考が前に進むような気がした。


すすむなのではなくすすめなのだ、


俺は向かうんだ、仲間を助けに

そして、みんなの分を届けるためにも


エコバッグを俺は肩にかけて、雨にうたれながらも必死に走り出すのだった。




































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