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容赦ない災害

<23:40>たまった報告書を書き終え伸びをする。

そこで隣でも作業をしていた圭佑が口を開いた

「今日は大変だったな」

「あぁ」

疲れて一言しか出なかった

圭佑は黙って立ち上がりコーヒーを入れ始めた

「圭佑、俺のも」

「自分で入れろや笑」

「頼むよ」

「はいはい  今日はあと少しでおわる何もないよな」

その時やはり鳴った。卓也と圭佑は目を合わせて指令を聞いた。

【ピーポーピーポーピーポー、救急指令 急病 松木市 風川町 2丁目15番 松木救急1 松木ポンプ1 第一出場 救急指令 急病・・・】

PA連携だった

卓也と圭佑は急いで一階に降り救急隊が着る青い感染防止衣を着た。

そして車に乗り込む。

浜田が全員乗り込んだのを確認して

「よし出せ」

と楠に言った。

【松木ポンプ1から松木本部、救急出場開局。】

【了解。えぇー傷病者は73歳男性トイレに起き、トイレを済ませたら胸が痛くなり動けなくなったと同居している息子さんからの通報。現在CPAのため口頭指導によるCPR実施中以上】

「これは急がな」

<23:49>現着

すぐに家のなかに入る

息子さんによる心肺蘇生法が続いていた。

浜田が圭佑に言った

「圭佑CPR変われ」

「はい」

「消防隊の浜田です。心肺蘇生法やってどれぐらいですか?」

「5分くらいやと思うよ」

浜田隊長が息子さんと話しているあいだ救急の道具を運んだ。すぐに救急隊はストレッチャーを持ってきた。

<23:55>救急車に収容。搬送先が決まり病院へ搬送。帰ったのは24:40。

「今日はなんかいそがしかったなぁー」

卓也はそう呟いた。

「お疲れ様」

第二ポンプ隊長雨末が出迎えた。

どうやら今から電話当番らしい。

救急隊と第一ポンプ隊はそれぞれ仮眠室に入った。

<7:30>交代まであと1時間。だが災害は容赦ない

【ビービービービー 救助指令 交通救助 松木市 松木 1丁目松木中央交差点 松木救助1 松木ポンプ1 松木ポンプ2 松木救急1 第一出場 救助指令 交通救助・・・】

「今度は救助か!」

そんなことを思いながら着替えポンプ車に乗る。

浜田の

「よし行くぞ」

でサイレンが鳴り響く。

【現場は軽乗用車とトラックの正面衝突。軽乗用車運転手挟まれ、トラック運転手にケガなし、ガソリン漏れの可能性大、以上】

今回は救助隊の支援と火災警戒がポンプ隊の任務。

現場が見えてきた

浜田がマイクを握り叫ぶ

「消防車中央車線通ります。左右によけて、止まってください。後方からも消防車来ます、止まってお待ちください」

やはり隊長らしい、ゆっくり丁寧に指示をしている。

<7:40>現着

救助隊が駆け寄り様子を見る

車はボンネットが潰れて前がない。ドアもゆがんでいる。

「おい卓也、警戒筒先準備!」

「了解」

浜田の指示を受け準備する

「真田さん手伝ってください」

卓也が言うと先輩の真田が駆けてきた

機関員の楠は消火栓の蓋をあけスタンドを差し込み吸管を繋げた。

卓也は真田と一緒にホースを伸ばす。

一方救助隊は油圧スプレッダーでドアを開放

ハンドルと座席の間を開けている。

第二ポンプ隊長雨末は油漏れ排除の指示を圭佑らに指示。

その時に軽乗用車前方から白煙が上がった

卓也が叫んだ

「楠さん!放水開始!」

「了解!」

水を噴霧形状にして軽乗用車前方部に放水した

放水中も救助活動がされていた

<8:15>活動終了

【松木ポンプ1から松木本部、現時刻をもって活動終了。これより帰署する】

【松木本部了解】

<8:35>帰署中

「今回は色々ありましたね、浜田隊長」

と楠が言う

「あぁ、めっちゃ疲れた。でも帰ったら非番や」

卓也もかなり疲れていた

「はぁー」






今回もがんばって書きました笑

読まれている方いればありがとうございます。

これからもがんばって行きます。次回お楽しみに!


登場する人物、都市名などは実物とは関係ないフィクションですので!

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