自由なあいつは
今回は私が書きたかったものをただ書いたものとなります。何も関係ないただの短編となっており、一瞬で読み終わりますので、読んでいただけると幸いです。
ここは、とある家のリビングにあるこたつ。
とある居候がテレビの見えやすい位置を陣取っていた。
住人は居候に話しかける。
「なぁ、そこは俺の定位置なんだが?」
居候は静かにこちらを見上げ、また居心地良さそうにテレビへと視線を向けた。
「はぁ…」
大きなため息を一つ。住人は大げさにしたのだが、居候は全く気にしていなかった。
朝ごはんを食べながら、住人はふと尋ねた。
「なぁ、お前いっつもどこに行ってるんだ?飯食うだけ食って外に出ていくだろ?最近は寒いんだから家の中で暖まってりゃいいのに」
居候は一言も発することなく愛らしい顔を住人に向ける。
「まぁいいや。風邪だけ引かないようにしてたらいいし。それよりほら、もう片付けるからお前も皿返せ。洗うから」
住人が席を経つと、皿を足で差し出し真っ白な居候は眠そうに立ち上がった。そして窓を器用に開け、またどこかへ歩いていくのだった。
ただ一言、
「にゃー」
とだけ残し。
いかがだったでしょうか。前書きで書いたとおり一瞬で終わったと思います。気が向いたらこうやって短編物語を出す予定ですので、皆様も気が向いたらお読みくださいませ。