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転生準備

ぐたぐだ感が半端ないです

「異世界転生してもらいます」

そう彼女は答えた

「転生って、普通死んだら魂の記憶を全て消して

また同じ世界にうまれさせるっていうパターンじゃないの?何で俺は異世界転生できるの?」

俺は疑問に思い、そう聞くと

彼女の笑顔が急に固まった

「え、えっとね…、そ、それは

そう!キミが特別な死に方をしたからだよ」

……本当にそうだろうか?

それなら焦る理由が見つからない

よし…、質問責めにするか


第一問 どこが、特別な死に方なのか?

「ねえ、少し質問いいか?」

「い、いいよ、全然問題ない!!」

いや、問題大有りだろ

一回落ち着けよ、焦り過ぎだろ

「じゃあ、トラック事故で死ぬ事のどこが

特別なんだ?」

「ウグッ、そ、それは~、あのトラックが特別な個体だからだよ」

…本当にそれだけか?


第二問 運転席に誰も座っていなかったのは何故か?


一つ、引っかかっていることがある

それは、俺が死ぬ直前にトラックの運転席をみたが、誰も座っていなかったのだ

「それなら、運転席に誰も座っていなかったのは

どうしてなんだ?」

「……………み、見間違いじゃないかなぁ~

運転席に誰も座っていないなんてあるはずないと思うよ~」

…おいおい、笑顔が崩れているぞ

これは本当に、誰も座っていなかったらしいな


第三問 転生できる理由は神様の手違いのお詫びではないのか?


これが最後の質問だ

いままでの質疑応答で、もしかしたら

ラノベでよくある、あのパターンなんじゃないか

と思えてきた

「……まあいいや、質問は終わりだよ

ありがとう、答えてくれて」

「ああ、いいんだよ!?疑問がなくなって

良かった良かっ『ああ、そういえば、俺が転生できる理由って、神様の手違いで俺が死んだからなのか』うん、そうだよ。…………あ」

不意討ちをかけたら

本当にそうだということがわかった。

「…神様、それはどういうことなんですか?」

「………本っ当~にごめんなさい

その通りです、あのトラック型のラジコン

で遊んでいたら、あなたをひいてしまいました」

……勝った……!!僕の勝ちだ!!

「いえいえ、別に死んでしまったことについては

そんなに怒っていませんよ?

生きていたとしても、つまらないだけでしたし

…ただ、心残りがあるとすれば

ケーキを食べれなかったことですかねぇ~

フフッ、ハハハハハ」

「なんで敬語なの?

逆に怖いから、わかった、私が悪かったから

今すぐにここにそのケーキを召喚するから

許して~!!」

「なんだ、そんなことができるのなら

速く言ってくれればよかったのに…」


1時間後………


「ふぅ、ケーキ美味しかったなぁ

これでどうなってもいいや

転生するなら速く準備を初めてくれ」

無事、ケーキを食べることができた俺は

満足していた

「じゃあ、まず基本的な事だけ説明するわね…」

彼女によると俺が転生する世界はこんなふうだった

・魔法などが存在し、基本的な地水火風の4大属性と空間、治癒、光、闇などの属性が存在する

・魔王や勇者もいるが、魔王が穏健派のため

大きな争いはほとんどない

・ステータスやレベルが存在し、ゲームのような

感じ

・獣人や魔族、ドワーフ、エルフなどの

亜人が存在する

・モンスターが存在し、それらの脅威から

人々を守るためにギルドというものが存在する


・最後に俺の他に転生者が一人いるが、

そいつはクズなので出会ったら

すぐにko・lo・shiてほしい


ということだった。

…何故か、物騒な願望がまじっているが

いいだろう



「さて、ついに転生だね。

転生者には特別な力を与えるわけだけど

まず転生者には先天的な特別な能力、ユニーク

が存在するんだけどそれをこれで確認して

もらえるかな?」

そういって、彼女は一枚のカードのようなものを

渡してきた

それを受け取ると、エネルギー変換という

文字が浮き出てきた。

「というわけで、キミのユニークはエネルギー変換だよ」

「どういう能力なんだ?」

「知らないけど文字通り、何かのエネルギーを

別のエネルギーに変える能力じゃない?

ここには、魔力が充満しているから試してみたら?」

「そうする」

エネルギー変換か…

魔力を何に変えようかな

…よし、風にかえてみるか

あれ?でも、どうやるんだろう?

まぁいいや、とりあえずイメージ通り

にやってみよう


そして俺は右手を前に出し、

「チェンジ!!」

と唱えた


すると、右手から少し離れたところから

爆風が生まれ、俺を吹き飛ばした

「これまた、とんでもない能力だな…」

そして、ユニークの確認は終わった


「さて、次は後天的に設定する、ボーナスの説明だね。

これは前世の残りの寿命を転生エネルギーというものに変換して割り振るものだよ」

……いま、聞き捨てならないことを聞いた

転生エネルギーだと?

ならば、エネルギー変換で増やせるのでは?

「なぁ、エネルギー変換で増やせるのか試して

みてもいいか」

「……それは、思い付かなかったな

うん、興味があるからやってみてよ」

「よしきた、…チェンジ!!」

そう唱えると、急激に、この空間から

何かが、減っていっている感じがした。


「なんだか、急に疲れた気がする…

エネルギーはどうなったんだ?」

「……うん、天文学的な数字になっているね

よし、それじゃあボーナスを決めようか」

そういって彼女は、どこからか

とても大きな図鑑のようなものをとりだした

…そのあと何故か、彼女は

キラキラとした目をこちらにむけている

「そ、それでね…

もしよかったら、私にボーナスを選ばせて

くれないかな~なんて…

はぁ~、どうせダメだよね…

これまでの転生者みんな、断ってきたもん」

「別にいいよ」

「あぁ、うん、やっぱりいいのか…

ん、あれ、今、いいっていった!?

でも、どうして?

自分の望む能力が手にはいるのにどうして?」

「まず第一に、そんな大きな図鑑を

読みたくない、読んでいるうちにいくつかの

項目を忘れるだろうし、なにより時間がかかる

第二に、アンタはこういうもののスペシャリスト

だろ?

素人の俺が決めてもバランスが崩れる」

「スペシャリスト…、ありがとう!!

そんなこと言われたのは、初めてだよ

あぁ、夢みたいだ

エネルギーに気にせず、能力をカスタマイズ

できるなんて…」



一時間後


「ふぅ、やっと終わったよ…

ひさしぶりに楽しめたよ

ありがとう」


ステータス

種族 ????

名前


体力 129000/129000

魔力 9999999/9999999

物理攻撃力 120

物理防御力 9999999

魔法攻撃力 12000

魔法防御力 9999999

敏捷 1500000


魔法

治癒魔法 Lv.max 時空魔法 Lv.max


スキル

断術 魔導覚醒 自動回復〔体力、魔力が一分

で、10%回復する〕

魔力操作 料理 魔道具創造 魔力付与

経験値 20倍 全状態異常完全耐性

チェイン 合成魔法




「……すごいことになったな

なんで物攻が低いんだ?」

「それは、キミが魔力主体の攻撃だし、

高い物攻は生活面で邪魔になるだけだしね」

「なんで名前が空欄なんだ?」

「転生するんだから

新しい名前が必要でしょう」

「????は一体何なんだ?」

「転生してからのお楽しみということで」


「もう質問はいいかな?

もうそろそろ、転生しようか」

「ああ、短い間だったが

ありがとな」

「じゃあ、異世界での生活、楽しんできてね」


その言葉をきいた直後、俺の視界は真っ白になった




次回から異世界

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