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あれだよね、雑魚モンスター狩ってもつまらんのと同じで、雑魚主人公殺してもつまらんよね


あれから1週間、レベル1の主人公を4人殺した


ここまでで分かった事


この町のレベルは低すぎる事


意外にも主人公と呼ばれる人間の数が多い事(雑魚だが)が分かった


通信機で魔王と連絡を取る


もちろん回線を拾われないように気をつけて


「おい、レベルの低い勇者しかいなくてガッカリなんだが・・・」「お前を殺してもいいか?」


ブッとスープか何かを吹き出す音がした


「ゴホっ、ゴホっ冗談はよしてくれ」「それに油断していると君の身が危ないぞ」


「どう言う事だ?」


「どうもこうも君が倒している主人公のレベルは1だ」「一言でいうと雑魚だ」


「お前と同じって訳か・・・」


「ちょっ、それどういう意味よ」


おねえか!お前は


「それにワシの情報が正しければ・・・」


ブツンと通信が切れる


・・・・なんだよ、俺もキレそうなんだが


いっちょまえに通信切りやがって


ん?レベルスコープが反応している


レベル5だと!?


達也は笑みをこぼした


やりがいがあるな、今回は!


と今はまあいい


今日は魔物とやらとじゃれてくるか


1週間この町にいたが魔物とは出会わないようにしていた(まあ町にいればそうそう出会わないが)


と言う訳で俺の考えてたスキルの事もあるので、魔物とじゃれてきます


達也は外の草原に歩いて行った


こんな場所は人間の世界にないだろうと思わせる幻想的な所だ


まあ、サバンナとかをもっと綺麗にファンタジーにした感じか


っておっと魔物だ


この間のゴンザレスが相手にしたスライムだ


モチモチしていて、一般的に見るあいつだ


分からない人は大福でも想像してくれ


動く大福とでも


「おまえをたおすのだーーー!!!」


ってしゃべるのかよ


前言撤回


動いてしゃべる大福とでも思ってくれ


中身にはイチゴとか入ってないからな


さあ、俺の考えるスキルの1つの練習として魔物と触れ合いをするのだが


まずは頭をなでてみるか


スライムは勢いよく突進した


いや、まずはこの攻撃を喰らってみるか


ゲームで言うスライムの突進はHP20中1くらいのヘボダメージ


それが現実ではどのくらいの痛みなのか喰らってみよう


ボイン


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


はい?


ボイン

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


はい??


懸命にスライムは突進してくる


ボイン、ボイン


なに、このお○○いが当るような感触


まあ、彼女のよりは弾力があって気持ちいいんだが・・・(自慢とかじゃねーよw)


ダメージするどころかHP回復するんじゃね!?男的には


ガシッとスライムの頭を掴む


想像しにくい人は大福の先っちょをつまんでいるのだと思ってくれ


あ、エクササイズボールでも可だ


「はなせよーーーにんげんーーー」


「お前俺の仲間にならないか?」「おっぱ・・・じゃねーや、スライム」


「すらいむだけどなまえがあるんだよ」「みくしーっていうなまえが!!!」


出会い系か!!!お前の名前は


「おまえはゆうしゃじゃないのかよ!?ぼくたちをいじめる」


ああ、そうか


確かにコイツら魔物からすれば主人公は敵だな


ようするに俺の立場と同じな訳だ


「いや、俺は勇者を殺す方だ」「つまりミクシー達の仲間」


「ほんと?」「ほんとのほんと??」


「ああ、だから攻撃してないじゃないか」


そう言って達也はミクシーを離す


バインとバウンドする


いやマジで動くお○○い・・・・ちげーや、動く大福だな(エクササイズボールでも可)


「だから、お前に勇者を倒す手助けをしてほしい」「丁度強めの勇者が少し前に現れたみたいなんだ」


「よし!!わかった」「なかまもよんでそいつをたいじだ」


とあっという間に人心支配をしてしまった達也(人心ではなく魔物ごころか?)


そうは言ってもコイツら魔物を悪いようにする気はない


俺が殺したいのは主人公であって、魔物ではない


「たつやーーそのれべる5っていうゆうしゃおかしいよ!!」


俺も思った


この町の主人公達を相手にしてきたのだが、全てレベル1


つまりこの町からすぐに去っていく主人公がほとんどなのだ


それがレベル5になって帰って来ると言う事は何かがあるということだ


「そういえばさ、たつや」「このそうげんには、「じょおうすらいむ」というぼくたちのじょおうさまがいるんだ」


「それが勇者のターゲットか!?」


「うん、たぶん」「だってじょおうさま、たからものいっぱいもってるもん」


ピピ


レベルスコープが反応した


つまり主人公が100メートル以内にいる


「アレックス レベル5

 武器 アイアンアックス    スキル なぎ払い とんずら

 防具 胴の鎧シリーズ     魔法 なし

 装飾品 パワーリスト(借金)                 」


「どうやらミクシー」「おまえの言っている事は当りだ」


「奴はパワーリストと言う装飾品を借金して買っているようだ」


「ぬぬぬぬ、じょおうさまはぜったいにまもる!!!」


こうして俺とお○○い・・・じゃねーや


こうして俺とミクシーとその仲間たちは主人公狩りを始める!!!
















8月6日からしばらく1話ずつ掲載予定

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