世界最強の敵
この世界が元の世界のゲームで言うRPGの世界と言う事が分かった
俺はこの世界の神として秩序を正そうと思った
だから奴がいるかどうか確かめたかった
そうRPGゲームの世界なら居るハズの奴だ
そいつの名は「魔王」
魔王を手始めに殺しに行こうか・・・
another chapter------「世界最強の敵」------
魔王の居場所を探すのにかなりの時間が掛かった
能力を使用して探してみるが中々見つからない
恐らく魔法が他の者の魔力を遮断するような場所にアジトを建てているとかそういった理由だろう
この俺の魔力を遮断するとはやはりタダものではない
だが、ついに俺は居場所を突き止める事が出来たのだ
ある日、突然強い魔力を探知できるようになったのだ
それはすなわち俺の力がさらに増していると言う事になる
日を増すごとに強くなっているのだ
やはり俺は選ばれた存在だったのだ・・・
・・・
・・・・
魔王城にたどり着き、目の前の大きな扉を押す
ギィィと不気味な音を建てて扉が開く
遠目に魔王が座っているような大きな椅子が見えた
「誰も居ないのか?」
先程まで魔王の魔力を探知で来ていたのにおかしい・・・
とりあえず、魔法の椅子まで歩こうとした時だった
「!!!!!」
ズドォォン!!!!!
轟音と共に大きな煙が視界を奪う
煙の原因である何かはかろうじて避ける事が出来た
当たっていれば致命傷だっただろう
地面が大きく抉れているからだ
恐らく天井から上級魔法を放たれた
「視界が悪いな・・・」
そう思った矢先、煙から何者かが飛び出した
ドガッ!!!
顔面に大きな痛みが走る
そのまま魔王の椅子の元に吹き飛び、椅子をはねのけ壁に激突
「ぐはっ・・・!!」「そうか!!逆探知をしたんだな」
「その通りだ、そして何者だ?貴様は」
ようやく上級魔法と物理攻撃を加えた本人の姿を確認した
「俺の探知魔力を逆探知して、魔力を消していたんだな」「魔王よ」
「ご名答!ただならぬ魔力を感じたんでな」
服部は口から血を流しながらスッとにやける
これが魔王か!殺しがいがある!!!
服部は魔力を込め、魔法を発動する
「かなりの魔力を込めているな・・・」その様子を魔王も感じ取った
上級水魔法!!!
津波のような水が魔王に向かって流れてくる
足元は水浸し、威力の無い水、これは地形を変えるためか?魔王は思った
服部は魔王の元に駆け出し殴りかかろうとしている
魔王はそれを避けようと移動しようとした、が
足が凍りついている
「なるほど、水魔法と同時に氷魔法を発動していたのか・・・ガキの発想だな」
服部の拳が魔王の顔に当たる瞬間、魔王は服部の腹部にめがけて攻撃をする
「真空波!!!」
突如、服部の体はフワッと浮き、また吹き飛ばされた
バキッ、と氷を砕き、魔王は脱出
背後に回り込み服部を追撃
「真空波!!!」
今度は地面に叩きつける
服部は顔面から氷に激突した
冷たい感覚が肌を露出している部分に感じる
「強いな・・・」
「貴様は何者だ?」
「神、とでも言っておこう」「まずは秩序を正すためにお前を駆除しようとな」
誰が見ても服部が劣勢の勝負に見える
なのに、なぜこんなにも強気な発言が出来るのかと魔王は思っていた
まだ何かを隠しているのか?
そう思った矢先、服部が腰から剣を取りだした
その瞬間、魔王の顔つきが変わる
「それは・・・!!!」
「お前くらいになると見たら分かるか?」「そうだこの剣はゴッドバスター」「世界三大武器にして最強の剣だ」
「やはりそうか・・・ワシがずっと探していた、いや見つかりはしたのだが抜く事が出来なかった代物」
「貴様本当の神なのか?」
「さっきからそう言っているだろう?」
空気が変わった
魔王は本気を出したみたいだ
世界三大武器にして最強の剣と言う事は、世界で一番強い武器と言う事になる
しかも、自分は抜く事の出来なかったモノを目の前の人間が手にしている
出し惜しんでいる場合ではない
今は優勢だが、油断すれば殺される
「ブラックホールテレポート!!」
魔王はスキルの杖と異空間の鎧を装備した
「ほう!テレポート系の魔法・・・しかも強そうな装備だな」
「お前の剣と同じ三大武器の一つだ」
「それは楽しみだな」
魔王は魔力を込める
ビリビリビリと魔力だけで魔王城が震える
「ファイアストーム!!!!」
炎の魔法と風の魔法を合わせた、炎の竜巻!!!
服部に向かってそれは進んでいった
まわりの物を壊し、溶かしながら服部に向かう
・・・・
スパン・・・
?
なんだ?今の音は!?
何がどうなった!?
いや、見れば分かる・・・炎の竜巻を斬ったのだ!!!
「それだけか?」
待て・・・!!
いくらなんでもそれは反則すぎるだろう
今までワシがコイツに与えてきたダメージが無かったかのように、いとも簡単に攻撃を無効にしやがった
「反則だろう?これが神の力」「ゴッドバスターでお前の攻撃を斬った」
ドガッ!!!
魔王の腹部に衝撃が走った
一瞬にして拳が当たったのだろう
当たってから魔王は気がついた
「ん?この鎧・・・手応えがないな」
ズドォォン!!!
拳が当たってから数秒後に違う所から大きな音がした
「そうかそうか!他の場所にダメージを飛ばす鎧か!!」
なんでそんなに冷静でいられるのだ!!
「だがな!」
ズバッ!!!
ゴッドバスターで鎧を斬る
背後の地面が斬り裂かれる
「面白いな・・・その鎧」「打撃、斬撃を無効にするって事は魔法もダメって事だろ?」
「それ・・・魔力をかなり消費するんだろうな」
!!!
バレているな
「その前にお前を倒すさ」
「無理だな・・・」
もう一度ゴッドバスターを振った服部だったが、魔王の姿が消えた
「背後、だろ?」
キィン!!
魔王の背後からの真空波をゴッドバスターで受け止める
ブラックホールテレポートでワープしつつ隙を窺うが全て無力化された
・・・
・・・・
「もう終わりか?」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
完全に魔力が足りていない
本来、本人の意思に関係なく魔力を吸い取るこの武具は、禍々しい呪宝石の指輪という装飾品に寄って制御できるらしいが、魔王はそれを持っていない
つまり必要ない時も魔力を大量の消費し続けていたのだ
「殺せ・・・」
「俺も最初はそのつもりだったのだかな・・・」「気が変わった・・・」
「ここまでしておきながら、馬鹿にしているのか!?」
「ぬかせ・・・弱い奴は死に方も選べないんだよ」
そう言い服部は魔王を斬り裂いた
ズバッ!!!
「殺しはしないさ・・・」
「じゃあな・・・」
服部はそう言い魔王の元から姿を消して行った
ドサッ・・・
「くそ・・が・・・」




