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呼び出し(こちら魔王ですが)


1時間は寝たかな?


そろそろ母親が「ご飯できたわよ」って言ってくる頃だ(体内時計で分かる)


「達也ーーーー」


ほらな聞こえてきた


「こちら魔王ですが!ちょっといいですか」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


は?


母親よ


アンタまでそんな奴になったとしたら俺は失望だぞ


「人間界卒業だ!RPGの世界に連れていく」


は??


母親よ


アンタ、ゲームのやりすぎで頭が壊れたのか??


「ええい貴様の母親ではないわ!!ワシは魔王じゃ!!!!」


は~・・・カンベンしてくれよ


これ以上意味の分からんことを言ってくれるなママよ


って?魔王??本物か!?


目を開けて体を起こそうとした時にはもう家には達也の姿はなかった


グズグズしている息子にあきれて母親が部屋に入る


「達也ご飯!!・・・達也?どこいったのかしら?ま、いっか」


いいのかよ!?と突っ込みたくなる母親だから安心したよ


・・・

・・・・


おい、なんだここは?


なんでこんなに道が長いんだ?


まるで卒業式だか、結婚式だかで通るような長い道の中心に居るぞ


奥になんか居るし


つーかRPGの世界で王様の部屋ってこうなっているよね、って感じの部屋だな


「ようこそ達也君」


ねえ、帰っていい?


なんでこんなコスプレ変態人間の声なんて聞かないといけないの?


「私は魔王」


ほら、もう魔王とか言って・・・・


病院に行って来い


「達也君、君の行動はすべて見させてもらったよ」


「キモっ!!!!!」


やべ、つい声に出してしまった!!!


「こら、魔王様に向かってキモっwwwとは何事じゃ」


いやwはつけてねーし


「まあよいのじゃよ魔女よ」


「君に単刀直入に言う」「主人公を倒してくれ」


「嫌だよ!!!」


「こら、魔王様に向かって嫌だよwwwとは・・・・」


「もうそのくだりはいいわ!!!!!!」と俺と魔王がツッコんだ


なんで俺がそんな面倒なことを


「人間界での君の生活を見ていたのだが、自分と同じレベルの人間がいなくてガッカリしている様子だった、違うか?」


まあ、確かにそうだが


「だから君には主人公(ダークヒーロー)となってもらいこの世界の憎たらしい主人公を殺してほしいのだ」


「結局は魔王は主人公に倒される運命だから俺に、ってことか?」


「フヒヒヒヒご名答」


いや、笑い方キモいな


「それに君は正義ぶっている奴が嫌いなんでしょ!?」


いや、なんだよ。その同級生と会話するような口調


でしょってJKかよ!


まあ、確かに殺したくなるほど嫌いだ


「俺にメリットは?」


「メリット?うーん、・・・!!ここに居ると美味しいご飯が食べられるよ」


子供か!!!


そんなんほぼメリットじゃねーよ


ってさっきからツッコんでばっかりだが、学校でもそんなにツッコまないぞ!アホ魔王よ


「とまあ、冗談じゃ」「うーんまずはワシの部屋にあるスキルの杖で、魔法やらなんやらを覚えることができることかな」


・・・・


「それとこの世界で満足に暮らせるほどの金は用意しよう」「なんたってワシ、魔王だからなーーー」


今の発言でお前から殺したくなったよ


金にスキルか・・・・


それに主人公殺し


興味はある


「あ、そうそう」


「この世界に来れた事、不思議に思わないか?」


んーまあ、特に気にしていないな


「君以外にも、本家の主人公として招かれるものがいるかもしれない」


!!!!


そうか、そいつらを殺すことができるのか


「乗った」


「ん?今なんと?」


「その話、乗ったって言ってんだよ」「主人公を殺してやるってことだ」


「本当か!!!!ばんざーい」


こうして俺と魔王の(あと魔女もいれておいてやるか)主人公もとい勇者殺しの旅←?は始まった




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