プロローグ(四天王)
プロローグからですが二章スタートです
お待たせしました
西の地域「ウエストエデン」
機械的な街で人間界の都会を思わせるかのような街
そこに四天王達は集結していた
ウエストエデンの豪邸、大きさはそんなに大きいと逆に退屈するだろうと思わせるほどだ
そこで四天王達は話していた
内容は他でもない主人公殺しの話だ
「平岡竜也、人間界からやって来た者が勇者を殺している、俺の弟子のカルヴァンもそいつに殺された」
一番最初に話したのはカルヴァンの師匠でもある闇の魔法を使うカーティス
「あら、カルヴァンちゃんが?それは中々の手練ね、カーティス」
リオンは少し嬉しげにそう言う
「ん?、平岡竜也?・・・!!あーあの時のガキか・・・」
ウエストエデンの男は思い出したかのようにそう言う
「知り合いなの?」
「ちょっとな、俺が人間界に居た時面識があってな・・・」
「それにしても人間界の人間はアンタも含め成長が早いな」
「アラン、うらやましいの?」
「いや、そう思っただけだけで意味は無い」
「ソイツ・・・調子に乗りすぎだ」「始末する必要があるな・・・」
「カルヴァンちゃんの敵って訳?」
「フン、あまり調子に乗ってベラベラしゃべるなよ、リオン・・・」
そう言い黒刀をリオンに首元まで向ける
スラッとした黒刀は美しくも鋭い剣気を放っている世界三大武器の一つだ
少し動かせば首に刺さるというのに、リオンはたじろぎもせず黒刀に手をやり
「あらあら、そんな物騒なものを向けて・・・」
「・・・殺すわよ?」
ピィンと空気が張り詰める
凡人ならその空気に圧迫されて死にかねないくらいだ
というより、誰がこんな空気の中に居たいと思うだろうか?
「よせ、リオン、カーティス」「四天王で争うだけ無駄な事・・・」
「アラン・・・」
しばらく間が空く
「・・・・そうね」
今の間は、アランから殺してもいいけど?とでも言いそうだ
「とりあえず、私たちのどこかに来る訳だからその時に殺せばいいでしょ?」
「ククククク、平岡達也」「お前はどんな顔をして俺の所に来るんだろうなぁ・・・」
ウエストエデンの男はそう言い、笑みを浮かべていた
そして
「さてさて、もう解散してくれ」「暑苦しくて君たちから殺したくなる」
「人間界の分際で偉そうなこと言うのね」
「お前もあまり図に乗るなよ・・・」
「ハハ、リオン、カーティス相手にするだけ無駄だ」「帰るぞ!」
「フン」
3人は豪邸から姿を消した
各々が違う消え方で
「ククククク、面白くなりそうだ」
豪邸からは不敵な笑みがこぼれていた
出来るだけ毎日一話ずつ掲載しようと思っています
ラストまで書き切れるよう頑張りますので応援よろしくお願いします^^
作者 eclair13farronより




