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主人公が集まる街「エリア」


平岡達也18歳 スキル モンスタースカウト(実力が伴っていないとスカウトできない魔物もいる)


仲間 ミクシー(スライム) テトリスが好き  必殺技 分裂

   フローライト(魔女) 上級水系魔法 メロメロキス コントロールメロメロキス 

               メロメロフェロモン  必殺技 キュアキス




フローライトの新しい技「キュアキス」を会得し水属性魔法も強化された


これでミクシーとフローライトの強化は終えた


さて


魔王に聞きたい事がある


「魔王、エリアについての情報をくれ」


「のほほほほほぉ~」


は?何だよその笑い方、キモすぎる


「えへ、えへ、幸せ~」


魔女を集めたキャバクラでも行っているのか?


「あ~、達也君~~」


やっと気付くか・・・


「今、ワシ魔女のキャバクラに居るんじゃ」


やっぱりそうかよ


つーか、魔王がそんな所にいていいのか?酔っ払いみたいだし


「次に行く街、エリアの情報が欲しいのだが・・・」


「あ~、・・・」


この酔っ払いが!!!


「レディ~ちゃ~ん、エリアの情報をこの通信機越しに伝えてやってくれる?」


魔女任せかよ・・・


まあ、キャバクラって言うくらいだから情報は持っているだろうが


「アナタは誰なの?」


魔王、変わったのか・・・


「俺は魔王の仲間だ」「エリアについて教えてほしい」


「へ~、魔王さんの仲間ってなんか素敵ね」「主人公の集まる街、エリアの事かしら?」


「ああ、魔王は酔っ払っているみたいだしな・・・」


「アハハ、たくさん儲けさしてもらいました」


ズル賢い魔女に金を絞りとられたのか


「魔王をあんまりいじめないでくれよ!」


「分かってるわよ、なんならアナタが来てみる?」


あ、後ろから殺気が・・・


「達也、私を差し置いて他の魔女の所に行く気なの?」


いやいやいや、なんで浮気みたいなノリになっているワケ?


「行かねーよ!」


「そう、なら良いけどね」


「エリアはね」「主人公がたくさん集まるの」


出来ればその理由が知りたい


「闘技場があってね」「主人公と魔物を戦わせる施設があるのよ」


なるほど、だから力比べで集まる訳だ


「私たち魔女も戦わせられているわ」「魔女の成分メロメロフェロモンで強制的に」


確かにあれがあれば、魔物を捕獲した後フェロモンで強制的に戦わさせれるな


「分かった、ありがとう」「魔王をちゃんと魔王城に帰してやってくれよな」


「フフフ、優しいのね」「私たちもそこまでしないわよ」


そう言った後通信機を切った


さて、今回のターゲットは闘技場運営者で決まりだな


恐らく主人公が運営しているだろう(捕獲しているくらいだから一般人には無理だ)


マジックビーチからさらに歩いて海沿いを越えた所にエリアはあるみたいだ


だからさほど遠くはない


「たつやーつぎのばしょはおもしろいーー?」


「いや、お前達にとっては不愉快な場所だ」


「闘技場、かしら?」


「ああ、魔物を主人公と戦わせる施設があるみたいだ」


「魔女も捕獲されているらしい」


「それは許せないわ・・・」


やっぱり仲間がそんな目にあっていたら怒るだろうな


「だから、闘技場運営者を殺す」


「協力するわ」


「ぼくもそんなわるいことするやつきらいーー!!」


全く、動物園とかは何とも思わないのに闘技場には珍しく腹が立っている


仮に動物と話せる能力があったらこんな気持ちになっていただろうか?


なっていたとしても運営者を殺すとかは思わないだろうな・・・


・・・

・・・・


しばらく歩いていると大きな街が見えてきた


灰色でまるで石だけで出来ているような街だ


遠目から見た感想がそれ


「見えてきたぞ」


「なんだか石みたいね」


「おおきないしみたい!!」


同じ事を魔物でも思うのな


実際に街に入るとほとんどが石でできているみたいだ


家も地面も大きな建物も銅像も全て


さて、まずは宿を探すか


全てが石でできているため探しにくいといえば探しにくい


「達也、あれじゃないかしら?」


「あ、本当だ」


フローライトは目がいいのか?


遠目に見えた石の「宿屋」という看板が見えていたみたいだ


フローライトに言われて初めて気がついた


「宿屋」


床もベッドも全て石


逆に住みにくいだろ!?この街は


流石に石のベッドでもシーツやら枕はある


でなければカチカチのベッドで寝れば年寄りとか体を壊すことになる


「ミクシー、フローライト、今から酒場に行って来る」


「行ってらっしゃい」


「いってらっしゃーい」


酒場で情報を集める


闘技場の事が聞きたい


少し歩きまわっていると、割とすぐに酒場が見つかった


「酒場ストーン」


まんまだな・・・


ストーンって・・・


石でできた重たいドアは開けるだけで一苦労だ


よいしょっ・・・


別に俺が爺さんとかじゃないんだ


マジで重たいんだよこのドア


グググっといった感じでゆっくりドアが開く


ボケェ~っと突っ立っていればそのまま石のドアに潰されそうだ


「いらっしゃーい」


あまり人はいないな


まあ、昼間からは中々人はいないか・・・


「アンタ、この辺の人じゃないね?」


「何で分かるんだ?」


「いやさ、この辺の住民なら石のドア、片手でもヒョイと開けるんだぜ?女性でもな!」


マジかよ


どんな怪力女だよ・・・


「凄いな・・・」


「いやいや、開ける時にコツがあるだけさ」「力は実はそこまでいらないんだ」


へぇ~


ってそんな事を聞きに来たわけじゃない


「闘技場の事について聞きたいんだが」


「闘技場?アンタ参加でもする気??」


「いや、・・・うん、まあな」


運営者を殺すとか言えないからな


「闘技場の事は闘技場の受付にでも聞いた方が早いと思うが・・・」


それもそうだな、じゃあ質問を変えよう


「確かにな・・・じゃあ運営者が誰か分かるか?」


「運営者?確かディーアイさんだったな」「あの人が主に魔物の捕獲もしているからな」


ディーアイ、ね・・・


「すこぶる腕が立つんだろうよ!魔物が捕獲できる勇者も中々いないだろうしな」


・・・


なんだかイライラするな


そんな目立ちたがりで調子に乗った奴はよ


「闘技場の話はこれくらいだ、あ、アンタ勇者だろ?これ知ってるか?」


一応勇者になっておくか


「勇者だが、何をだ?」


「最近勇者殺しをする奴が現れたって事!色々な街で噂になっていたりするんだよ」


ここにいますが?


「そいつがどうかしたのか?」


「どうもこうも四天王が動き出すそうだ!」


「決め手は四天王カーティスさんの弟子カルヴァンさんがそいつに殺された事らしい」


カーティス、あの時聖なる教会に居た奴か・・・


レベルスコープを見るような状況じゃなかったから見れなかったが相当強い事は分かった


「四天王は強いのか?」


「アンタ、勇者のくせに知らないのか?」「アンタらの中ではカリスマ中のカリスマだろ?」


「そうだけど詳しくは知らないんだ」


そうだけどってまあ初耳だが


「四天王はそれぞれ東西南北を楽園として占拠しているんだ」


「実際、占拠と言っても、その付近の住民は魔物が襲ってくる心配が無いから感謝をしているくらいなんだがな」


住民からすればそうだが、魔物からすればたまったもんじゃないな・・・


「ノウスエデン、サウスエデン、イーストエデン、ウエストエデンっつってな」


「各4か所に四天王の縄張りみたいなところがあるんだよ」


「へー、なんか凄いな」


「アンタ、相当疎いんだな」「これくらい勇者だったら知っていると思ったんだが」


勇者じゃないからな


「まあ、いいじゃないか」「それで?」


「それでな実力もかなり高い」「四天王の1人は人間界からやって来たと噂されている」


人間界!?


俺と服部以外にも人間界の人間が居るのか?


実力があって何者かに選ばれたのか?


「アンタも四天王くらい強くなれるといいな!!」


「ああ、そうだな」「ありがとう!また来るよ」


そう言った裏腹に達也は冷静な顔をしていた


片手で石のドアを開けて店を出て行った


ガランッ


なんだ、簡単じゃないか!


「ありがとうございました」


「・・・ほぉ~、たったの二回で石のドアを軽々と開けれるようになるとは」


さて、とりあえず闘技場に行ってみるかな


ミクシーは服を着れば幼児に見えるし、フローライトは綺麗な格好をすれば完璧女性だから問題ない


ディーアイ、お前を殺してやるよ


他の主人公はまあいい


運営者さえ殺せば、しばらくは闘技場を運営できないからな


・・・

・・・・


あれが闘技場・・・


達也はその大きさに圧巻される


石でできた大きなドームは存在感が大きい


歓声も外からでも大きく聞こえる


さあ、殺してやるよ!!!



お知らせ


8月18、19、20日(土~月)まで2話ずつ掲載しようと思ってますが


18日(土曜日)に第一章が終了します


その際、準備期間としてこの三日間、おまけ話のようなタイトルを掲載するつもりです


本格的に1話ずつ再開する第二章は21日(火曜日)からなので、今後とも応援よろしくお願いします^^




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