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FREAK  作者: PATACO
2/8

10人

赤いライターの火。それを顔に近づける女。多分自分と同じような歳だと思う。

「…結構いるじゃん」

その女は言った。

「あたし、カナ」

カナと言ったその女は、ライターを消し、続けた。

「あたし、この状況全く意味わかんないんだけど」

確かにそうだ。

「あたし、マミ。…あたしも全然わかんないんだけど…」

「だよね」

カナにマミか…。晴れているから星もたくさんあるし、月があるため真っ暗ではないため、段々目が慣れてきて、周りが見えてきた。

「俺はタカ」

俺は言った。それから、今この場所にいる人数を確認させてほしかったため

「名前を聞かせてくれ」

と提案した。みんな俺の言うことを聞いてくれた。


全部で10人。全員17歳。


俺、タカ:高校生。クセのない短髪を明るい茶色に染めている。


カナ:黒いショートカットで、前髪以外の毛先にゆるいパーマをあてている。ライターを持っているところから、喫煙者らしい。中卒。フリーター。


マミ:背中まで伸ばした茶髪に、色白で童顔な丸顔。あまり利発そうではない。


ハル:一番の長身で、肩までの黒髪の長髪にストレートパーマをかけている。


エミ:赤みがかったカールした髪に、緑の目。あまり口数が多くない。


ユイ:金髪で、腰まである綺麗なストレートヘア。どこか知的な雰囲気がする。


ケン:クセのある短髪で、色白。すごく

「いい奴」

的な感じがする。


ノリ:メガネをかけた、ガリ勉タイプの奴だが、中身はそうでもないのかも知れない。


シン:綺麗な容姿だが、どこか挙動不審だ…。


エリ:ロリータファッションに身を包み、一際異彩のオーラを放っている。大きい目もストレートのロングヘアも、漆黒。


さて、この多種多様なメンバーで、一体何が始まるというのか…。


すると、突然、静まり返った夜の森で、エリの携帯電話がけたたましく鳴った。

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