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入寮

 年末年始。来季入団予定選手に関するニュースや記事が乱舞する中、私は?と言うと……落ち着いた日々を過ごす事が出来ました。

「良い悪いに関わらず様々な声が掛かるので注意するように。」

と言われていましたが……支度金300万円に狙いを定める方は居ないようでありまして、地に足をつけ。球団から指示されたメニューを消化。無事入寮の日迎えたのでありました。

 当日、今年入団する選手が一堂に会する入寮日には様々なマスコミ媒体が集まり、選手の様子を報じるのでありますが……。

「チッ!何だ育3か。メモリーが勿体ない。」

と今私を撮った写真を消去するカメラマンの姿が……。

 ドラフト翌日のスポーツ紙で報じられた指名選手一覧において、写真付きで報じられる支配下選手に対し育成は文字情報のみであったように育成で入った私の写真が翌日のメディア媒体で取り上げられる事は無いのは重々承知しています。もし私であっても

「撮って損した。」

と思った可能性が高い。しかし……その場で消さなくても……。そこへ。

「どうした?」

の寮長の声が。

「いえ、何もありません。」

「何かあった。と顔に書いてあるぞ?気になる事は言わないと。聞くは一時の。と言うでは無いか?」

「……それでありましたら……。」

と今あった出来事を話す私。静かに聞く寮長。その後、施設の案内や寮での決まり等を教えていただきその日は終了。

 翌日から合同自主トレに参加。そしてキャンプイン前日を迎えたのでありました。次の日から着るユニフォームを手渡された私は、ある異変に気付いたのでありました。その異変とは……。

(……背番号が違う。)

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