前へ目次 次へ 3/5 大阪の夜、秘密の扉 九月のある日、大阪・北新地の路地裏を歩いていた。 仕事終わりの疲れが体に残る中、風がふっと香りを運んできた。 「こんばんは。今夜はどんな気分?」 振り返ると、そこに立っていたのは案内人・静香。 彼女が差し出した小さなカードには「静香秘密の楽園」とだけ書かれていた。 誘われるまま入った隠れ家には、六人の女性が待っていた。 それぞれ違う雰囲気を纏い、まるで夜が選んだ花のようだった。 気づけば時計の針は深夜を回っていたが、不思議と眠気はなく、心だけが温かくなっていた。