仄かに香る春
ふと、君の方を見てみると、目が合った。
ずっと、僕のことを見てたのかも。
君は自分に寝癖が付いていることに気付き、「子供みたい」って恥ずかしがった。
僕にどう見えるのかを、気にしていたのかも。
君が僕と話してるとき、君はいつもより上機嫌な気がする。
僕と話すのを、案外楽しんでくれているのかも。
君が何か言いたそうにしてるから、何か言いたいことでもあるの、と問う。
君は、その頬を少し赤く染めて「なんでもない」って答える。
その様子を、とても魅力的に感じる。
僕は、君のことが好きなのだろう。
それから少し経って、不意に君は、「あなたと一緒にいると、心が暖かくなる」って言って笑ったんだ。
君も、僕のことを、好きなのかも。
なんて――――
淡い期待を、抱いてみたりして。
友達との恋バナを参考に作った詩です。
かわいいかよ。