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天の川の笹舟

作者: まえとら

七月七日。年に一度の七夕の日。天の川に鵲が橋を渡してくれて織姫と彦星は会うことができました。雨の日は合えないことが悲しくて涙を流しました。



なのに二人は喧嘩してしまって何年も会わなくなりました。

天の川に流す笹舟の作り方に、お互いこだわっちゃって・・・


もうキミとは話さない。

話したくない。


なんであんな些細なことで喧嘩してしまい、お互い意地を張り合ってしまったのだろう。


本当はお互いに会いたがっていることを知った鵲は。おせっかいとはわかっていたけれど、仲をとりもってあげようと一肌脱ぐことにしました。


鵲は織姫には、ああ言いました。

鵲は彦星には、こう言いました。



久方ぶりに織姫と彦星は再会しました。

鵲が二人の手をとり、二人は仲直りの握手をしました。


もうキミを離さない。

離したくない。


星空の中をランデブー。天の川を流れてゆく二艘の笹舟をいつまでも見つめました。

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