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好きな色

「好きな色は何色ですか」と聞かれたこと。

 人生のなかで何回もある気がしませんか?


 野田は何回もあるのですよ。

 いつも自分のなかに正解を見つけることができなくて困ります。


 あぁ、好きな色さえ答えられないなんて。

 お前に自分は無いのか、と。

 若かりし頃に悩んだ記憶もあります。


 何色でも良いのですけどね。

 質問されると、無意識のうちに自分のなかで正解を探してしまうのですよ。

 真面目かもしれません。


 そして、野田のなかの正解が最終的に辿り着きがちな場所は「みんな好き」。

 博愛主義で八方美人で、平和主義なのです。


 ただ、ひとつ問題がありましてね。


「選べないということは、どれも好きではないのだ」と言われてしまうと、いつも頭を抱えることになります。

 世界中どこを探しても、これより野田を困らせる台詞はありません。


 青い空も好き。

 白い雲も好き。

 薔薇ならば赤がいい。

 木の葉ならば緑がいい。


 博愛主義で八方美人で平和主義ではありますが、ものすごく固定概念は強いですね。

 独創性の欠片もありません。


 塗り絵をするときは、世界の原理原則から外れない色で塗るタイプです。

 そもそも写実主義です。


 しかしながら。

 夕焼けや紅葉が好きだからといって、赤色が好きというわけではないのかもしれませんね。


 本来ならば、好きな色は持ち物に反映されやすいのかもしれません。

 ただ、利便性を重視する野田には当てはまらないのですよ。


 白は汚れやすいのでダメ。

 黒は色落ちしやすいのでダメ。

 グレーは肌馴染みが悪いのでダメ。


 残りやすい色はネイビー、赤、こげ茶、カーキ。

 控えめにいって、汚れを恐れすぎです。


 ベーシックカラーを避けすぎて、クローゼットを含めた家中がごちゃごちゃしているのは大いなる反省点。

 最近、気がつきました。


 白か黒かグレーで統一した方が、まとまりがあってコーディネートも家も綺麗に見えますね。


 好きな色を見つけられずにいたら、まさか家のなかでも迷子になっているとは思いませんでした。

 もう、ダメだ……。


 気を取り直しまして。

 好きな色というテーマで旅に出ていたら、ラッキーカラーへ辿り着きました。


 彷徨える仔羊。

 野田のラッキーカラーは、パープルらしいです。

 好きな色はパープルでいこうと思います。


 好きな理由はラッキーだから。

 理にかなっているかもしれません。


 その流れで姓名判断をしてみたら、運勢が良くなかったのでペンネームも変えてしまいました。

 本名は大凶ですが、それはそれで良いのですよ!

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