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無駄づかい

 無駄無駄無駄無駄無駄

 無駄無駄無駄無駄無駄

 無駄無駄無駄無駄無駄

 無駄無駄無駄無駄無駄

 無駄無駄無駄無駄無駄


 無駄無駄無駄

 無駄無駄無駄

 無駄無駄無駄

 無駄無駄無駄


 無駄無駄無駄無駄

 無駄無駄無駄無駄

 無駄無駄無駄無駄

 無駄無駄無馱無駄

 無駄無駄無駄無駄

 無駄無駄無駄無駄


 こちらは、文字数の無駄づかい。


 こんばんは。

 楽をしたいだけの野田です。


 ただの文字の羅列は、お読みくださる方の貴重な時間を無駄にしてしまいますね。

 申し訳ございません。


 しかしながら。

 ただの文字の羅列にも、ささやかな意味を持たせてみました。


 間違い探しだったのです。

 一箇所だけ、無駄の駄の字が旧漢字になっています。


 お気づきでしたか。

 失礼しました。


 見つけてくださったからといって。

 何か意味があるわけでもないのですけどね。


 世のなかは無駄なことであふれております。

 野田の部屋を見渡してみても、そうです。


 いつか使う、と保管しているものでさえ。

 使わなければ無駄なものです。


 無駄に抗うことができるもの。

 それは、人の心だけかもしれません。


「大切な思い出の品だから残しておく」

「間違い探しは好きだ」

「野田のエッセイを読むのは楽しいから無駄じゃない」


 というようなことです。

 調子に乗りました。

 すみません。


 しかしながら。

 無駄という言葉の破壊力はすごいです。


 冒頭の文字の羅列。

 実は、有名な某漫画のキャラクターが攻撃をする際に叫ぶ台詞なのですけどね。


 絶望的な気分を味わえます。

 無駄無駄ラッシュに、野田は耐えられそうにありません。


 撃たれ続けて、痛いばかり。

 自分には成す術がないのか、と。


 かっこいい戦闘シーンで、野田が攻撃される側に感情移入してしまう理由はよくわからないのですが。


「時間の無駄」

「人生の無駄」

「命の無駄」


 生まれてきた意味。

 死んでいく意味。


 物事の意味を考え始めると、しばしば鬱鬱とした気分になってしまいます。


 意味なんてありません。

 戦いに勝っても負けても、いつか人は死にます。


 いつまでも死なないのは、有名な某漫画のキャラクターだけです。

 ひとまず、置いておいてください。


 無駄という現象に対して、抗うことができるのは人の心だけ。

 嬉しいとか楽しいとか。

 そういうことではないでしょうか。


 戦場で強い者と闘うことが何よりも楽しい、と言われてしまったら。

 戦争に意味はあるのか、という問いも意味をなさないことでしょう。


 楽しいは最強。

 人生を無駄にしない方法は、楽しむことに他ならないのかもしれませんね。

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