待ち時間
厳しい暑さが続いております。
みなさま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
連日、エアコンをフル稼働。
涼しい部屋で、野田はテレビにかじりついております。
娘はテレビにかぶりついております。
2歳まではテレビを見せない方が、教育によろしいそうですが。
オリンピックを前にして、テレビをつけないのは無理でした。
待ち時間。
オリンピック開催期間においては、テレビが1台あれば何時間でも待っていられる勢いですよ。
騒がないようにするのが難しいですけどね。
ニッポンは今日も熱いです。
眼科や耳鼻科なども含めて、病院での待ち時間は往々にして長いのですけれども。
娘と遊んだりツイッターをしたり、家にいるのと同じようなことをして過ごしております。
待っている、という感覚は薄いかもしれません。
待ち時間とは、いったい何であったのかを考えてしまいます。
ちょっと前のことですが。
街頭インタビューの内容に、野田は衝撃を受けたのですよ。
ワクチン接種会場に3時間も早く来たおばあちゃんがいましてね。
「どうせ帰ってもすることがない。暇だから待ちたい」と言うのです。
のちに、本当は6時間も早く来ていたことが発覚するのですが。
それでも、おばあちゃんは「待ちたい」と言い続けておりました。
周りの人が「1度、帰ったほうが良いですよ」と勧めたようです。
トボトボと家路を歩いていく、おばあちゃんの後ろ姿は寂しげでした。
家に帰っても楽しみがひとつもない。
生きがいがない。
まるで、天国からのお迎えを待っているだけであるかのように見えたのです。
何とも言えない気持ちになりました。
世の中には楽しいことがたくさんありますよ、と伝えたくなりました。
3時間も自由な時間があったら、野田は大喜びですよ。
やりたいことがたくさんあります。
まったくお金がなくても、エッセイを書いたり塗り絵をしたりするだけで3時間が経つ人生ですからね。
時間はあってもあっても足りないと感じます。
長生きしたいです。
日本人女性の平均寿命は世界最長であることが嬉しくて堪りません。
万歳!
とはいえ、健康寿命が短いのは気になりますね。
健康が1番ですからね。
身体に不調があると楽しめないことは多そうです。
誰しもが天国からお迎えの来る順番を待っている途中なのかもしれません。
人生とは、死へと向かう待ち時間に過ぎないのかもしれないのですが。
もしも叶うならば。
できるかぎり多くの時間を、楽しく過ごしていきたいものですね。




