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公共交通機関と車

 若者の車離れが叫ばれる昨今。

 できることなら、野田も車離れしたい人生でした。


 やっぱり、お金がかかるのですよね。

 免許取得、車の購入、駐車場代、ガソリン代、スタッドレスタイヤ代、保険、車検、税金などなど。


 すべてを払わずに済んでいたなら今頃……、と。

 思いを巡らせることが、なきにしもあらずです。


 確かに、車は便利です。

 赤ちゃんのご機嫌を伺わなくても良いですし。

 公共交通機関より感染リスクが少ないとも思っているのですが。


 できることなら、野田は車離れしたい人生でした。

 シンプルに交通事故が怖すぎるのです。


 愛知県の交通事故死亡者数。

 2003年から16年間連続でワースト1位でしたからね。


 中学生のときも高校生のときも。

 同級生の誰かしらが、車に轢かれて入院していました。


 通学時間に、道端でうつ伏せに倒れたまま微動だにしない他校の生徒を見かけたこともありますよ。


 車を運転していても、事故渋滞に巻き込まれることは多いです。

 しょっちゅう大破した車を見かけます。


 実父も車が2回、廃車になりました。

 旦那も車が2回、廃車になりました。


 正直、お金がいくらあっても足りないのですけれども。

 

 野田の車も、傷だらけです。

 会社の駐車場に停めていたら、部下にぶつけられました。

 後ろからバイクに追突されたこともあります。


 何があったのかは存じ上げないのですが。

 隣の家の人の車も、傷だらけです。


 無傷の車というのは、珍しいのではないでしょうか……?


 車を運転していても、しょっちゅう凹んでいる車を見かけますよ。

 実父の車は、今も凹んでいます。


 そのくらい、交通事故が身近なところにあります。

 会社の上司は、車でバイクを巻き込んでしまいましてね。


 頭から血を流して倒れているお相手の方を見たとき。

「俺の人生、終わったな……」と思ったそうです。


 幸い、お相手の方は一命をとりとめましてね。

 何事もなかったかのように、上司は今も働いておりますが。


 本当に怖いですよ。

 運転をする機会が減ったこともあり、運転をするときの野田の緊張感が半端ないです。


 時々、夢にまで見ることがありますよ。

 ブレーキを踏んでいるのに車が止まらない夢です。


 そのようなことは絶対に起こらない、と。

 最近の事件で浮き彫りになったため、少し安心したのですけどね。


 幸運なことに、野田の車は来月に9年めの車検を迎えます。

 あまり費用が嵩まないことを祈っているのですが。


 今後も、何事もなく日々を過ごしていきたいものですね。

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