断捨離
突然ですが、野田は何もない空間というものが好きなのですよ。
何も置いていない観賞用の部屋が欲しいな、と思うくらい好きです。
部屋の掃除を毎日するようになってから気づいたのですが、部屋の綺麗さって床面積で決まりますよね。
足の踏み場がないけど綺麗な部屋。
ちょっと想像ができません。
できるだけ床に物が置かれていなくて、スッキリと片付いている部屋が野田は好きです。
そして、何もない部屋は格別なのですよ。
究極の美があると思うのです。
何もない部屋に恍惚とした表情で立ち尽くす自分を想像してみると、ちょっと病気かなとも思うのですが。
この感覚こそ、野田がミニマリストと言われる所以なのかもしれません。
よく実母や旦那には「フランス人か!」と突っ込まれています。
夏服が10着と冬服が10着しか、服を持っていないからです。
衣替えという概念は、実母のお腹のなかに忘れてきてしまいました。
4段のチェストに全ての衣類を入れています。
どこかへ着ていく服が普通にありません。
鞄や靴も3つずつしか持っていないので、バリエーションに欠けます。
でも、とにかく物がない状態が好きでしてね。
スッキリとしていたいのですよ。
何もない部屋を目指している感じは、ちょっとあります。
控えめにいって、変人です。
1日1個、不要になったものを捨てることが習慣になっています。
なぜか捨てるものは一向になくなりません。
不思議なことに物は日々、増え続けているようなのです。
いつのまにか増えているので、本当にびっくりします。
家族には強要していないので、旦那や娘の物がたくさんあるからかもしれません(※野田のたくさんは一般的にたくさんではない可能性があります)。
捨てても良いか確認してから、捨てまくっています。
一緒に暮らすには面倒くさいタイプの人間だという自覚はあるのですが、やめられません。
平面に置いてあるものを何でもかんでも片付けてしまう癖もあります。
玄関に出しっぱなしの靴は下駄箱へ。
机の上に出しっぱなしのティッシュは引き出しへ。
ありとあらゆるものを、すぐ定位置に戻してしまいます。
何もないって本当に気持ちいいのですよ。
視覚情報が少ないと疲れません。
机の上に出しっぱなしのティッシュがあったら、小説が書けちゃいます。
自作の『300文字の裏側』のボックスティッシュの時代が、まさにそれです。
野田が小説を書くためには、逆に部屋を片付けている場合ではないのかもしれません。