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プロローグ
再投稿しました。若干の修正ありです。
更新速度は遅く、文章も下手な僕ですが、よろしくお願いします。
「ここが……甲子園」
甲子園特有の黒土が、一際盛り上がっている場所。即ちマウンドで、少年はバックスクリーンを見据えた。
一時は諦めた甲子園のマウンドに、今、自分は立っている。
それが堪らなく嬉しくて、愉しくて、少年は思わず身震いした。
それを増長するように、試合開始のサイレンが鳴る。
視線を戻す。ど真ん中ストレートのサインを出す頼れる相棒に、少年は笑みを見せながら振りかぶった。
『さあ注目の立ち上がり、ピッチャー第1球……投げた!』