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青空に粉雪

作者: 青井 蝶

青空に雪が舞う


動けもしない

この身体で見上げる


桜吹雪より

ずっと儚いその命


春になると

思い出されることもない

毎年のこと


ただ青空に雪が舞う


私が起き上がろうと

床で這い蹲ろうと


救いとはまた違う

その粉雪


紺碧に圧倒され

なお舞う

その雪


私は熱に魘されていた


只々雪は紺碧の空に消える


空と雪、そして私を繋ぐもの


ありのまま

ありのまま


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

自然の中で暮らすと、面白い視点が得られる事があります。今日は天窓から、青空に降る粉雪を眺めていました。

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