表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

家出少女

作者: 平良 榮章

「家出少女 私と真由美」 エッセイです。

家出なんて軽い気持ちだった 真由美と一緒だったから 


辿り着いた繁華街のバス停 ヒロシとマコトに声をかけられた


奢ってもらったバーガーセット 連れてってもらったボロイ空き家 


貧乏が嫌だった 学校に行きたくなかった中2の春休み 帰りたくなかった



噂を聞いて集まってきた先輩オトコたち 順番決めのジャンケン 


差し出されたパンとコーラ やられると思った 興奮している先輩オトコたちに 声を振り絞った 


「もっと食べ物が欲しい もっと飲み物が欲しい」 小さな胸を見せつけ ねだった 「着替えが欲しい」


貧乏が嫌だった 学校に行きたくなかった中2の春休み 真由美は俯いたままだった



何日過ぎたのだろう? 窓を開けることが出来ない真っ暗な部屋には時計も無かった


学校が始まった部屋には 真由美と二人きり いきなり開いたドアから光が差した


ヒロシとマコトだ 手を取ってくれた「逃げよう」 裸足で駆けた 4人でヒロシの家に


太陽が眩しくて シャワーが温かくて 枕が気持ち良くて 気絶するように眠ったね


ねえ、どうしてるの? 真由美  元気にしてるの? 真由美


次の日、先輩オトコたちに呼び出されたヒロシとマコト 怯えていたね  

でも、強がってた


ねえ、どうしてるの? 真由美  元気にしてるの? 真由美


連れ出してくれたヒロシとマコトはまだ友達なのかなぁ?


ねえ、どうしてるの? 真由美  元気にしてるの? 真由美


あの二人はまだ友達なのかなぁ?


ねえ、どうしてるの? 真由美  元気にしてるの? 真由美


会いたいよ 真由美 私たちはまだ友達なの?

遠い昔

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ