5話 人さらい(モブ男×ダビデ)R-15 ★
この話は本来R18でしたがこちらで掲載できないので編集して載せてます。
R18描写を含む全文はpixivに載せてます。
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※18歳以上の方でお願いします。
「ダビデ、ダビデーーーー!!!!」
絶望的な顔でヤコブが叫ぶ。
(そんな…ダビデが……私がついていながら!)
後を追うことも不可能だ。
ヤコブは何とか冷静さを保とうとする。
(ダビデは強い。だが…拘束されては抵抗もできないだろう。加えてダビデは美しい年頃の娘。男なら誰しも好きそうな体つきをしている……)
思わず最悪な展開を想像してしまう。
涙を流して男に陵辱されるダビデの姿を想像すると胸が苦しくてたまらなくなる。
まだダビデと過ごした日々は短いが、彼女の笑顔を思い出すだけで愛おしくなってしまう。
もう既に情が移っていたのだ。
(あの子は…私の大事な子孫だ!!あの子の貞操が奪われるなどあってはならない)
ヤコブは決意に燃えた目で拳を握りしめ、呟いた。
「ダビデ、必ず助けてやるから待っていろ……!」
***
「ん………」
ダビデは薄い暗がりの中で目を覚ました。
(ここは……?私は一体どうなったんだろう?確か襲われそうになって……それからの記憶がない)
ぼんやりとする頭で考える。すると視界に人影が映り込んできた。
驚いて顔を上げるとそこには見知らぬ男が立っていた。
「……誰だ!?」
警戒して後ずさろうとするが手足の自由がきかず身動きが取れなかった。
見ると両手両足に枷のようなものが嵌められており鎖で繋がれていた。
さらに首にも首輪のようなものをはめられていることに気づく。
こんな格好で拘束されるのは屈辱的であった。
「目を覚ましたか?しかし良い女だなぁ。お前処女だろ?」
下卑た笑いを浮かべながら話しかけてくる男。
「貴様、誘拐犯の一味か?私をどうするつもりだ」
「お前のような処女、それも特級の上玉は上様に献上しなくてはならない。だが味見ぐらいはしてもいいよな?」
そう言って男は近づいてくる。その手に持っているナイフを見て血の気が引いた。
男はダビデに手を伸ばしていきーーー
「やめろ!触るんじゃない!!」
必死に抵抗するものの手足を拘束された状態ではどうすることもできない。
そして男はーーーーー
(なぜこんなことになっているんだ!私は男だ!女になんかなりたくない!なのにどうして…)
生暖かい感覚に身震いしてしまう。
(いやだ!気持ち悪い!触らないでくれ!)
抵抗できないのをいいことに、ダビデに無理矢理あることをさせるのだった・・・
(なんだこれは!?気持ち悪すぎる!)
あまりの不快感に吐き気すら覚えるほどだ。
なんとか逃れようとするも手足の自由を奪われているため逃げることができない。
(くそぉ……!早く終わってくれ……!)
ダビデはひたすらそう願うしかなかった。
「はぁ……最高だぜ……」
満足したように恍惚とした表情で呟く男。
「………」
泣きたくなどないのに勝手に涙が出てくる。
女になるとこんな屈辱を味わうこともあるのだと知り絶望感に打ちひしがれるのだった。
だが悲劇はこれで終わりではなかったのだったーーー




