16話 初夜 後編(R-15) ★
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少しシチュエーションが異なります。
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優しくゆっくりと服の上から胸を揉まれる。
「んっ……♡」
布越しに触られているだけなのに感じてしまう自分が恥ずかしかった。
まず服の上の愛撫から始め、慣らしていくことにしたようだ。
確かに少しずつ女の体の感覚を知っていけば、抵抗はなくなるかもしれない。
そう考えた上での提案なのだろう。
服の上から胸を触られ愛撫されるだけでも気持ち良く感じてしまう。
「ああぁ!!やっ、やめてぇぇぇ!!」
ビクンッと体を大きく跳ねさせ絶頂を迎えてしまうダビデ。
それは初めての体験だった。
中がうねるような不思議な感覚に襲われ、体が痙攣したように震えたかと思うと力が抜けたようにぐったりとしてしまった。
(絶頂を迎えたのか…?感じやすいんだなこの子は……)
そんな彼女を知ってますます愛しさが込み上げてくるようだった。
彼女をベッドに寝かせてあげ、自分も隣に横になるヤコブであった。
そしてぎゅっと抱きしめてあげた。
抱きしめ合って寝ていると安心できる気がした。
こうしていると心が安らぐのだがそれ以上に胸がドキドキとしていた。
(これからどうなるんだろう……?)
不安がないわけではないが同時に期待もあったのだった。
ヤコブはゆっくりとダビデの上に覆い被さってくると唇を重ねてきた。
舌を入れ絡ませ合う濃厚なキスをする二人だったがふと違和感を覚えた。
なんだか舌使いが激しくて情熱的な感じがする。まるで捕食されているかのような気分だった。
いや実際そうなのかもしれない。自分は今まさに彼に食われているのだと気づく。そう思うと何故だか興奮してきたのだった。
息が苦しくて頭がぼうっとしてきた。それでも容赦なく責め立て続けられ意識が飛びそうになるほどだった。
やがて唇が離れる頃には二人ともすっかり出来上がっていた。はぁはぁという吐息と共に銀色の橋がかかるほど激しいものだったのだ。そして彼女は完全に脱力して動けなくなってしまったようだ。
そして今度は下の方へと手を伸ばしていくことにしてみる。
下着越しから感じやすい部分を優しく撫で回すようにして触っているとだんだんと湿ってきたのがわかる。
焦らすように優しく上から下に向かって何度も撫でたり、捏ねるように指を這わせたりする度にビクビク反応する様子が可愛らしいかった。
そのうち耐えきれなくなったのか大きく身体を仰け反らせると果ててしまっていた。
(今日はここまでだな……ゆっくり慣らしていこうではないか……私もそろそろ寝るとするかな……)
こうして二人の初夜は終わりを告げたのである。
翌日、目が覚めると目の前には愛する人の寝顔があった。
眠っている顔も可愛く思わず微笑んでしまう。
そしてヤコブは、キングソロモンとの会話を思い返すーーー
小説の展開上、こういう描写を入れてますが聖書の世界観的にはNGだと思います。性行為は生殖活動が目的であって快楽目的の行為はタブーなので。
でも生殖活動のために慣らすため、という目的でもあるので…。




