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11話 謎の存在の正体 ★

ソロモンはどこか人間とは違う雰囲気を放っていた。

ソロモンは名乗る。



「私はアセンデッドマスターであるキングソロモンです」


アセンデッドマスターとは??

驚く2人に、ソロモンは言う。


挿絵(By みてみん)


「アセンデッドマスターとは、人間を超越した高次の存在。我々は神ではないですが、人間より進化した神格化された存在というところでしょうか?まあ、あなた達の世界で言うところの『天使』みたいなものだと思ってください」


アセンデッドマスターとは死後にあの世に行くだけでなく、人間を超越した存在として認められた高級な魂達である。


悟りを開いた存在ともいうのだろうか?


彼らは天使同様に、仕事を受け持つことになる。



ソロモンが言うには、2人は元々天国にいたが、死後、異世界へと生まれ変わったのだという。


「あなた方は、我々が選んだ特別な魂なのです。我々は、貴方達に試練を与えるために、この異世界に転生させました。実は貴方達のことを査定していたのです」


驚愕の事実に言葉を失う2人だったが、続けて言われた言葉に更に衝撃を受けることになる。


「父上…とお呼びするわけにはいかないのでダビデ様とお呼びします。ダビデ様は生前、神の御心にかない偉業を成し遂げましたが貴方は罪を犯し、亡くなってからも罪の意識が残っていました。その罪の意識は魂にまで及び、貴方の魂が神格化することを阻み続けていましてね……」


さらに言葉を続けるキングソロモン。



「貴方は馬鹿がつくほど真面目な上、神への信仰心も高すぎて、まさにクソ真面目と言えるでしょう。それが罪の意識を強固に縛り付けてしまっていたんです」



何だか馬鹿にされているような…。それに彼は少し笑った気がするが気のせいだろうか?


「そこで貴方に試練を与え、査定することにしました。我々にとっても都合が良いことでもあったので」


そしてソロモンはこう言った。


「貴方に与えた試練は、この世界で女性になることです。そのくらいしないとクソ真面目で限界神信仰者(オタク)気質な貴方は変われないでしょうから。それに罪の意識に縛られていた貴方には罰が与えられる方が良かったんですよ」


その言葉に愕然とするダビデ。



「ふ…ふざけるなっ!そんなことで私を女にしたのか!?」

怒り出すダビデだったがーー



「そうですけど何か?」


悪びれることなく言い放つソロモンに絶句してしまうのだった。

そんな彼女にお構いなくソロモンは今度はヤコブに転生の理由を語り出すのだった。

「アセンデッドマスター」は私のオリジナル設定ではなく既存に存在する概念を使ってます。

神智学由来だといわれています。

キングソロモンもアセンデッドマスターの1人です。


説明用イラストも載せておきます。

挿絵(By みてみん)


読んでくださってる皆さま、誠にありがとうございます。


当小説はリアクションのお気遣い無用です。読んでいただけることが有難いと思ってます。

ですがブクマや評価は励みになります。⭐︎1から歓迎です。

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