7日目 夏目予約帳
「……いらっしゃいませ、何名様ですか」
「3人です」
「かしこまりました。そちらの席で少々お待ち下さい。」
「夏目さんって仕事のときはあんなにかっこいいのに、なんで普段はあんな感じなんてしょうか……」
「「え?」」
「嘘だろお前」と言わんばかりな顔でこっちを見るテンチョと先山さん。
キッチンでは白熊木さんが笑っている。
「……ん?私なにか変なことを言いましたか?」
「あぁ、お前はまだご案内もご来店の対応もしたことないもんな
じゃあ、ちょっと待ってろ」
数分後
「……なに?用事って」
「いや、ちょっとこの料理運んでくれ」
「……?わかった」
「失礼いたします。こちら……」
チラッと伝票を見る夏目さん。……まさか
「えー、こちらカルビです。失礼いたします。」
「な?わかったろ?仕事のときも普段と変わらないんだよ」
「ええ、『お待たせいたしました』が抜けてたりド定番なカルビを見た目で判断できなかったり……だいぶと酷いですね
何故テンチョは夏目さんを叱らないんですか?」
「いや毎回叱ってるよ?でも、ずっと直らないんだよね……」
「「oh no…」」
「……?」
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「夏目さんの髪、癖強いですよね」
「いや寝癖直してないだけ」
「えぇ……」
(ということで夏目さん描いてみました!)
「夏目ちゃんもこんな顔できたんだね」
「私を舐めすぎ、白熊木」
なお、この後慣れないキメ顔で顔が筋肉痛になったとか……