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9日目 キッチンは独りじゃなくて

「あ、白熊木さん今日休みなのか……話相手が居ない……」


 今日は平日なので働いてる人はテンチョと私だけ。このあと夏目さんや先山さんも来るけどもう少し後……暇だ。


「キッチンの人とあまり話さないんだよなぁ……」


 今日いるのはいつも入ってる寡黙な狂木クルキ ツカサさん、周りに冷たい黒花クロバナ 柳子リュウコさん、そして……


「……陰キャな山陰ヤマカゲ 詩郎シロウさん」


「いや急に罵倒しないでくれる?それに陰キャじゃなくて群がるのが苦手なだけだから」


 隈のある目でツッコミを入れてくるこの人が、山陰さん。自分でも厨二病が酷いことを理解してるけど、「これが自分の性格だから」と言って治そうとしない人。


「相変わらず攻撃的で厨二的ですね」


「勝手に言ってれば良いよ、僕はこれ以外の態度知らないし」


「なるほどー、じゃあ教えてあげますよ」


「いやいらいんだけど」


「まず相手のいいところを探すんですよ!」


「殴られたいの?」


「そして褒めるんです!」


「ねぇなんで聞いてないの?」


「確か出会って5秒以内に何かしらのことを褒めたら好感度高めスタートらしいです!あ、もちろん自分の見た目とか喋り方とかでもプラマイされたりしますよ!」


「あーうん、その情報いらねー」


「じゃあ私相手にやってみましょう!」


「え、僕の話聞いてた?聞く気がない僕が言うのも何だけど人の話は聞いたほうが良いよ?」


「ほら!そんなことはどうでもいいから!さぁ!!」


「はぁ……えっと……えー……あー……うん」


「山陰さん!?なぜ目をそらすんですか!なにか言ってくださいよ!まるで私の良いところが無いみたいな言い方じゃないですか!!」


「僕から見たらそうなんだけど」


「ショック!」


「ほら、カルビ持っていきなよ」


 山陰さんは伝票とカルビを渡してくる。


「お客様を待たせるわけにはいきませんからね」


「ほら、行った行った」


 山陰さんは今日も周りへの対応が冷ややか。でもなんだかんだ話は聞いてくれるので良い人だなと思いました。


「テンチョ、山陰さんの魅力を見抜くとは見事な観察眼ですね」


「ん?え、あ、ありがとう?」


――――――――――――――――――――――

次回へ続く



~人物紹介~


山陰ヤマカゲ 詩郎シロウ

性別 男 年齢 21 誕生日 2/22

職 大学生 兼 アルバイト

好きな言葉『縁の下の力持ち』

座右の銘『昔を嘲笑い未来を蔑み今を楽しく』

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