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最強クラフトで異次元無双  作者: 御自賛
2/22

その1

数秒か...数十秒かもしれない。とにかくそれほど長くない感覚だが、フッと我に帰った。


真っ白い景色が見える限り果てしなく続く空間。360度見回しても障害物が全く無い。


いや、正確には足元に黒いペットボトルのキャップが直径50cm位になった様な円柱型の物体がある。


足でつついてみたが固定されているらしく微動だにしない。

そういえば何で裸足...あれ?俺って全裸じゃないか。(笑)


「ここは...?」そう思った瞬間、声が響く。


「世界の狭間、というかつなぐ世界。ここを介して違う次元の世界へ行けるんだよ。」


サットは俺の内部に居候している高次元生命体で、超博識だ。


内部と言ったが、実際は脳の一部に領域を作って居るらしい。


何でも数億年の間宇宙の記憶を蓄え続けていたと言ってたな。自我が芽生えたのはつい数千年前の事だと言うが。


あまり普段発言しないのだが、流石にナビゲーションしてくれるらしい。


「これからどこへ行くのかな?」


「君が行かなければならない世界へ。君の望む世界へ。」


なんのこっちゃ。意味不明なんですけど。え?行かなくちゃいけない世界?自由はないの?


「黒い突起に乗ってみて。」


サットは俺の思考を無視してそう言った。説明するより行った方が早いかな?


ここは何もないしな...。彼の今までの実績込みでそう思い直し、キャップの上に乗る。


今度は、全身を虫が這いずり回るような不快感が襲ってきた。


「うっわわわわわああああああー、気持ち悪いヤメロオオオオオオオオオオ...」


意識が遠退いて行く。どうやら肉体を再構築しているようだ。


サットの嘘つき野郎め。金縛りみたいに全身が動かない。


眼球だけ動かせるので、立った状態で必死に体の方を見ると体表がうっすら光っており、ぐにゃぐにゃに波打っているのが見えた。


それを確認した瞬間意識が飛んだ。

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