何様のつもり?
少し長いです。
王様【アーサー・エスポワール】 27歳
「おいっ!俺様が通るんだぞ!頭を下げろ」
「は、はい。申し訳ありません。」
はっ!偉っそうに!何で?
「おいっ!まだ埃があるぞ!」
「も、申し訳ありません。」
自分で取れや!何でそんなに使用人に当たりがきついの?
「わ~!す、すごーい」
「ふん。普通だろ!」
「っておいっ!俺様の気分に合ってない!この紅茶!」
「も、申し訳ありません。申し訳ございませんが、殿下のご気分は何でしょうか?」
「それぐらい接しろよ!」
「も、申し訳ありません。しかし、」
「その頭は飾り、」
バン
「ふざけんな!何が頭を下げろ!だ。何様のつもりですか!」
「な、なんだよ!急にテーブル叩きやがって、」
「黙って聞いていれば、偉そうに!」
「気分に合ってないんだったら今日の気分を先に言っておけば良いじゃないですか?」
「っ!」
「図星ですか」
「な、何だよ!や、やんのか、」
「やりませんよ。だって、もし私が勝ったら貴方面がたちませんもの。」
「や、止めなさい。馬鹿息子、メルちゃんに怪我させたらダメよ。今すぐに止めな、」
「私達の娘は大丈夫よ。」
「で、でも、」
「ヤバくなったら止めるでいいかい?」
「王様でも、」
「俺達の娘を信用しろ」
「2人がこう言ってるんだ。」
「分かりました。でも、ヤバくなったら止めますよ」