第十二話 エンシェントドラゴン戦
※後半部分に下ネタがあります。嫌いな方は飛ばしてください。
エンシェントドラゴンとは、古龍のことで一番長く生きている龍のことらしい。創世の頃から存在していて、神にも等しい力を持つと言われているドラゴンのことだそうな。寿命があるのかも不明で、人間が戦いを挑んだとして、勝てる見込みは全くないとされるそうなのだが・・・
私の目の前で土下座をして命乞いをしてきています。まあ、さっきまで一方的にフルボッコにしていたからなぁ・・・
「本当に勘弁してください!もうこれ以上殴られたら死んじゃうから!何でもしますから、どうか命だけは・・・」
う~ん。どうしようかな?こいつを討伐したら、10億円だし・・・
「あ、あの!なんなら、私の持っている財宝をすべてあげますから!というか、私もあなた様に仕えさせて頂ければありがたき幸せ・・・」
「いや。こんなでかいドラゴンはうちでは飼えないからなぁ・・・」
「で、でしたらこんなんでどうでしょう?」エンシェントドラゴンがそう言うと、体が白く光りどんどん縮んでいく。最後に現れたのは妖艶な美女だった。しかも全裸。
「へぇ~。人族の姿にもなれるんだ。便利だねぇ。でも、この世界に魔法は無いんじゃないっけ?」
「いいえ。魔法はあります。ただ、高レベルにならないと習得できないだけで・・・」
そうなんだ。じゃあ、私はレベルが高くて、今まで使っていたのは魔法なのかな?
「ねえ。それじゃあさ。さっき、私が使ったのって魔法なのかな?」
先ほど使ったというのは、空を飛ぶエンシェントドラゴンを地上に下すために放った光線である。
「ど、どうですかね?少なくても私は知らない種類のものでした。あんな強力な攻撃魔法は初めてです・・・」
なぜ、最後に頬を染めた?ドMなのかな?
「とりあえず。服着ようか?そう、大きな胸を丸出しにされていたら落ち着かないし・・・」
「は、はい。すみません!えっと、財宝の中に確かドレスがあったと思うので、取って来てもよろしいでしょうか?」
「うん。いいよ。ああ、そうだ。財宝も集めて運ばないとね。さっき、私に仕えるって言ったよね?だったら、村に住んでもらわないと。その大きさなら大丈夫だし。ちなみに急に元の大きさに戻るなんてことはないよね?」
「はい。大丈夫です。肉体変化の魔法は永続性ですので、一度かけたらもう一度かけ直さない限りは元に戻る事はありません」
「便利だねぇ。その肉体変化の魔法って、性別も変えられるの?」
「いいえ。性別は変えられませんし、見た目も個体ごとに決まっています」
「へぇ~。じゃあ、オスのエンシェントドラゴンもいるの?」
「・・・いいえ。エンシェントドラゴンは私だけです。あとは、エルダードラゴンと言われる私よりも4000歳ほど若い龍ばかりです」
「創世の頃から生きているって本当なんだぁ。それじゃあ、今5000歳?」
「はい。あの・・・。そろそろドレスを取って来ても?」
「ああ。ごめんね。じゃあ、質問は戻って来てからで。あ、財宝を運ぶの。手伝おうか?」
「そうですね。私のアイテムボックスに入りきらないと思いますのでお願いします」
「え?アイテムボックス使えるの?どうやるの?教えてくれる?」
「え?は、はい。えっとですね・・・」
エンシェントドラゴンにアイテムボックスの魔法を教えてもらった。ただ、エンシェントドラゴンのアイテム収納量をはるかに超えているようだが・・・
それと、エンシェントドラゴンの名前がわかった。イデアというそうだ。名付け親が居るのか聞いたら、白の女神に付けてもらったそうだ。
ギルド長のタカギさんには、エンシェントドラゴンはすでにいなくなっていた。という事にした。その報告の後にすぐに私とは別に確認する者を派遣して、一週間後に確認が取れてようやく依頼完了となった。
報酬は500万円になったが、イデアが持っていた財宝をすべて換金したら、数百兆円にはなるだろうという話なので問題ない。あと、待っている間の一週間。暇だったので、奴隷を買いに行きました。資金は十分にあったので、獣人を犬族と猫族の一人ずつ。他にもこちらの国では珍しいと言われたドワーフに黒の国の人族が居たので購入しておいた。もちろんすべて女性である。
一週間で全員を頂いちゃいました。
合法ロリの24歳のドワーフ。アイリーンはその幼女な見た目とは裏腹に、床上手でした。上に乗かってきて、ロデオマシーンに乗っているみたいな動きをされました。パナイです。なんでも、ドワーフは種族的に性欲が強いそうなので、私に買われるまでの3年間。溜まりに溜まったものを一気に私にぶつけて来たようです。なんて恐ろしい子・・・
18歳の猫族のタマコはちっぱいだが、アスリート体型で引き締まった体をしていた。座って向い合せにするのが好きで、甘えん坊と言う感じでした。
21歳の犬族のワンコは逆にでかぱいでした。犬らしい体勢でされるのがお好きなようで、後ろから攻めまくってあげました。そしたら、でかぱいが揺れまくりでした。
29歳。黒の国の人族。メイは褐色の肌をしていて、アラビアンな感じで、年齢分の色気とか、テクニックとか凄かったです。なんで、白の国に居るのか聞いてみたら、黒の国で売られて、白の国の奴隷商人に渡ったとか。どうやら、商人たちは白黒関係なく商売をしているようだ。
最後に最年長の5000歳。エンシェントドラゴンのイデアは妖艶な体に似合わず。初めてでした。前戯をしようとしたら、焦りまくった声で「初めてなの。やさしくして・・・」と言われたので、荒々しくやってあげたら、なぜか喜ばれました。やっぱりドMだったようです。
日雇いギルドで報酬を受け取った後、村に帰ることにしたのだが、ひとりの時とは違い移動時間がかかりそうだったので、イデアに何かいい魔法は無いか聞いたら、一度行ったことのある場所に瞬間移動できるワープという魔法があるそうなので、やりかたを教えてもらって、一瞬で村に帰る事が出来た。ただ、帰る前に日雇いギルド内で、西のほうに迷宮が突然現れたと騒ぎになっていたのが気になる。たぶんだけど、うちの村の事だよね?
村に帰ったら、女勇者たち5人の調教もとい教育をしなくてはいけないので、奴隷たちに村やこれから住む彼女らの部屋へハナに案内するように頼んだあと、イデアを連れて村の隅に建てた牢屋に向かった。さすがに彼女たちは起きていて、解放しろと騒いでいたが、キャスがしっかりと教育をしたのか、牢から出ようとはしていなかった。
「イデア。こちらがエルフのキャス。私の弟子のひとりだよ。キャス。こちらはエンシェントドラゴンのイデア。王都に行ったときに討伐前の調査を頼まれて、倒せそうだったからぼこったら、泣きながら私のものにして欲しいとお願いされたので、部下として採用しました。創世の時代から生きているだけあって、魔法に詳しいから連れてきたんだけど。イデア。調教もとい教育に使える魔法ってあるかな?」
「ユーロ様。色々凄すぎてもはやツッコミを入れる気がありませんが、エンシェントドラゴンと言うのは神と同格とも言われる存在ですよ?それをぼこって泣かせてって・・・」
「あんなに一方的にやられたの。初めてでした。ポッ」
「うん。まあ、自分の実力を試したかったというのもあるからさ。この辺のモンスターは話にならなかったし。エンシェントドラゴンを一方的にやれるならこの世界に敵はいないかな?って」
「いないでしょうね」
「女神様たちくらいじゃないですかね?」
あれ?なんか、女勇者たちがガクブルしている。何でだろう?
「あれ?もしかして、エンシェントドラゴンの事を知っていた?」
「そりゃあ、この世界に生きているものなら知っているも何も、女神様たちに最初に忠告されたのが、ドラゴンたちに近づくな。ですからね?」
なんか、キャスが呆れた顔で説明してくれた。そうなんだ、近づくなって言われる存在だったんだぁ。
「これでも、私は世界最強なんですよ?ご主人様。まあ、今はご主人様が世界最強ですけど」
う~ん。思った以上に私の能力は規格外だったようです。前世の破壊神補正なのかな?
「あ、あの!わ、私たちをどうするつもりなんですか!」
女勇者のひとりが震えながらも質問をしてきた。まあ、気になるよね。
「うん。ちょっと、協力してほしいなぁと思って、連れてきたんだよね」
「協力?私たちを寝ている間に拉致して?」
「ああ。そうだねぇ。協力してほしいというのは同格に対してのみ有効か・・・。なら、従ってもらおうか?」ちょっと、怖い顔をしてみた。
「ひっ!こ、殺さないで!」
なんか、おしっこ漏らされちゃいました。やり過ぎちゃった。てへぺろ。
「殺す気はないよ。殺すなら、攫ってないし」
「・・・何をすればいいんですか?」
別の女勇者が単刀直入に要求は何なのか聞いて来た。いいね。話が早くて助かるわぁ。
「白の国を勝たせるからさ、女神が叶えてくれる3つの願いのうち。1つを私にくれないかな?まあ、私も3つの願いを叶えてもらえるなら、別にいらなくなるんだけどさ」
「願いを?何を願うの?」
「ちょっと、知りたい事が色々とあってねぇ。例えば、私のこの力が何なのか。魔法のような物を使えるんだけど、イデアが知らないものみたいだし。この世界の魔法はイデアに聞けばすぐ使えるとかいう訳のわからない状態なものでねぇ・・・」
「・・・もしかして、あなたも神なの?」
「え?私が神?」
「・・・エンシェントドラゴンに勝てるものと言ったら、神か魔神かしかいないと思うんだけど」
「あー。なるほどね」
私の能力は神か魔神級なのかぁ・・・。という事はやはり、前世の破壊神設定が関係しているのだろうか?こっちに来る前にアメリアに何かされたのか?だとすると、こちらの世界の女神たちは答えを知らない可能性もあるな・・・
「それで、ご主人様。調教もとい教育に使える魔法なのですが、どれが良いですかね?」
そうだった。そういう話だった。思わず目的が無くなるところだった。直接女神たちに会う方法を探して、場合によってはぼこって話を聞くというのもひとつの手なのだろうが、平和的に行きたいものである。ということで、女勇者たちには感度上昇の魔法をかけて、ひとりずつ美味しく頂いて愛の奴隷にすることにしました。最短で5分。最長で1時間の攻防戦でした。感度上昇の魔法。恐るべし・・・
なんか、キャスも魔法をかけてほしそうにしていたので、かけてあげてめちゃくちゃにした。40秒で陥落しました。
イデアは3時間でした。さすがは元世界最強。
そんなこんなで、女勇者たちを愛の奴隷にした。念の為、契約魔法があったので、それもかけておいた。イデアを部下にして本当に良かった。
ちなみに女勇者たちの名前は、田中リオナ18歳。中山エミ19歳。山中カリン19歳。原田トモミ18歳。北城ミカ19歳。です。それぞれの特徴はそのうち話すとして、みんな初めてじゃなかったのはちょっとショックでした。召喚前に経験済みだったそうで、日本人の女の子って経験年齢が若いとは聞いていたが・・・。まあ、別に初めてじゃないとダメと言うわけではないのですけどね。ただ、私の若い頃も周りの女子たちはこんな感じだったのかねぇ・・・。と、思っただけですよ。はい。どうでもいいですね。
モフモフはもう少し先と言ったな?あれは嘘だ。モフっちゃいました。
次回。魔王現る!