ある種の傾向3
つまり、永遠的にして絶対的な
決して滅びないような何か
死んで終わるのでもなく
単なる一時的な栄えでしかない、名利名欲をも超えた何か
人はそういうものを根本的には「宗教」に求めます
で、それを得られないと満足できない人間がけっこうな割合で存在するわけです
人生とは何か?
真理とは何か?
神とは何か?
という事を考えてみて下さい
しまいに自殺したくなりますから(大笑)
そんなの人間に判るわけがないのです
幾ら考えたって、死後があるか、永遠があるか、神がいるか
人生に本当の永遠の答えがあるかなんて
判るどおりがないのですよ
神が答えを与えない限り
そこには結論もなければ、回答もなければ
解決もあり得ないのです
はたして万人を救い得る人類共通の絶対的真理はあるのか?
なければ所詮、人生は空しいものです
ここで大抵の人間は永遠の迷宮に陥るか
考えるのを放棄して、妥協して生きていくことになります
目先の楽しさや、日常の業務、快楽に目を向け
なるべく永遠的な事を考えないようにして、目をそらすわけです
結局、本当に人生にとって大事な絶対的なもの、答え
というものを求めるのは、『ないものねだり』なのだという事を
誰しも薄々感じているわけです
でもやっぱり、ある種の傾向として
人生とはなにか? 神とは何か? 救いとは何か?
という事を考えずにいられない、そしてそれを得るまで満足なんかしないタイプの人たちは
けっこうな割合で存在するわけです