6話 下位の階層
「して、進んでいけばいいのだね」
『はい。1~2階層までは新入生がいてモンスターもよわっちいのでそのまま駆け抜けてもらって大丈夫です』
「らしいが? 行くかね? 先輩」
「うん。行くよ」
言われて、二人でダンジョンの中を走っていく。
ダンジョンの中は一言で言うと、古い城みたいな?
石レンガ組で広く、その壁に魔法の光の燭台で、窓のないダンジョン内を強く照らしている。
そして、中にはすでに言われた通り、何人か生徒が居てモンスター? と戦っているようだった。
「なあ、あの青いのはスライムか?」
走りながら横目で戦っている他生徒の相手を見る。
プルプルと青いひざ下ぐらいの大きな物が居る。
「そうだね、ココちゃんのプ二君? だっけ、それと同じ感じ。
ただ体当たりしかしてこないから私たちならあの程度大丈夫だよ」
「む? プ二君をあんな青いだけのグミやろうと一緒にしてくれるな。
良いかプ二君の方が何倍も可愛いくて強いんだぞ!」
「はは……」
『お二人とも。その先、スライムが居ます』
言われ、走る私たちの正面に2体のスライムが現われる。
「それじゃ、私は右を倒すからココちゃんは左ね。スノーホワイト」
「へ?、お、おい」
瞬間、走りながら霧乃の体が白銀の粉へと消え去って。
ズバッ!
「私のスノーホワイトは氷を操つるスキル。だからこうやって光の反射を操って姿を消したり、凍らせたもので何かを作って斬ったりできるんだよ」
瞬間的に正面のスライムの前に現れると、そのスライムは氷の短剣に切り裂かれ消滅する。
「ココちゃん、そっち行ったよ」
「お、おう」
こちらに接敵してくるスライム。
「プ二君!」
プ二―!
プ二君を出現させて投げ飛ばした。
ドン!
プ二君がスライムを体当たりで吹き飛ばす。
同時、スライムは消滅する。
「さすがだぞプ二君!」
「たしかに、普通のスライムよりも丈夫なんだね」
「む。だからスライムじゃない。プ二君だ」
倒したプ二君を抱きしめて、格を吸収して回収する。
ちなみに各は私のマントの異空間収納できる中に入れている。
先輩も何らかの方法で、回収しているようだ。
「見た目は対して変わらないのに……」
「なにを言っとるんだ君は、よく見てみろ、あんな青いだけの奴と、銀に輝くこのプ二君は明らかに違うだろ。
だいたい、こんなにもかわいらしいんだ。モンスターなんかと一緒にしてもらっては困る。
私の大切なパートナーなんだぞ」
『ですが……入学式の時、自爆させていたような?』
「それがどうかしたかね?」
「はは……」
そんなやり取りをしつつ駆け上がっていき、気づけば5層を登ったところだった。
白海トリ
身長148 10月8日
スキル「クレアボヤンス」
自身の視界と意識を飛ばし、回転軸を加え遠くを見通すのが能力で、戦闘には向いておらず、狙撃や偵察が主。
破壊力:E
スピード:B
射程距離:S
持続性:C
精密性:E
拡散性:B
付属性:E
干渉性:C




