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### シーン7: 「ムーの守護者」



異星人連合の妨害を退け、遺跡内部は静寂を取り戻した。アルカディアのメンバーたちは深い疲労を感じつつも、遺跡の奥へと進む決意を新たにした。広大なホールを抜け、彼らはさらに奥深く進んでいく。古代の構造物はその荘厳さを増し、青白い光が壁や床を覆う紋様から脈打つように放たれていた。


---


### **守護者との遭遇**


やがて、メンバーたちは遺跡の中心と思われる場所に到達した。そこには、巨大な円形の祭壇があり、その中央にはエネルギーが渦巻いていた。その光景は生き物のように脈動し、まるで何かを待っているかのようだった。


**和成(警戒しながら)**

「ここが...遺跡の中心部か?」


**マリア(端末を操作しながら)**

「間違いありません。この場所こそ、ムー大陸の力の源です。ただ、このエネルギー体...何かが近づいてくる。」


突然、祭壇のエネルギーが強く輝き始め、空間全体が震えた。その光の中から、半透明の人型が現れる。それは青白いエネルギーで構成されており、人間のような形をしていながらも、どこか神秘的で異質だった。


**守護者(低く響く声で)**

「ここに訪れる者よ。汝の意志を示せ。この地を侵す者か、未来を紡ぐ者か。」


その声は直接頭に響くようで、アルカディアのメンバー全員が圧倒され、思わず立ち尽くした。


**夏美(震えながら)**

「これが...ムーの守護者...。」


**和成(剣を握りしめて)**

「俺たちは地球を救うためにここに来た。侵略者なんかじゃない!」


守護者は一瞬の沈黙の後、静かに頷いたように見えた。


**守護者**

「ならば試練を受けよ。力を得るには、その価値を証明しなければならない。」


---


### **試練の開始**


守護者が手を広げると、遺跡全体が眩い光に包まれ、メンバーたちはそれぞれ別々の空間に飛ばされた。彼らの目の前には、それぞれ異なる挑戦が待ち受けていた。


#### **和成の試練**


和成の周囲には、かつての仲間たちの姿が浮かび上がる。彼らは戦いの中で倒れた仲間たちの幻影だった。


**幻影(和成に向かって)**

「お前は守れるのか?仲間も、自分も、すべてを...。」


和成は剣を構えながら叫んだ。


**和成(力強く)**

「俺は守る!たとえ何があっても、俺が盾になる!」


幻影が消え去ると同時に、和成の剣が青白い光を帯び、守護者の声が響く。


**守護者**

「その覚悟、確かに受け取った。」


#### **夏美の試練**


夏美の前には、果てしなく広がる氷の荒野が現れる。その中心には、巨大な鏡が浮かんでいた。その鏡に映し出されていたのは、過去の自分だった。


**夏美(震える声で)**

「これは...私の過去...。」


過去の自分が問いかけてくる。


**過去の夏美**

「未来を変える覚悟はあるの?自分の力を信じて。」


夏美は深く息を吸い込み、鏡に向かって手を伸ばした。


**夏美(静かに)**

「変えるわ。私の力で未来を作る。」


鏡が砕け散り、冷気の力が彼女に宿る。


#### **ジャクの試練**


ジャクは暗闇の中で一人、孤独に立っていた。その中で、無数の声が響く。


**幻影の声**

「お前の力は他人の模倣に過ぎない。お前自身の力はどこにある?」


ジャクは拳を握りしめ、叫ぶ。


**ジャク(不敵な笑みで)**

「模倣だろうが何だろうが、俺の力は俺のもんだ!見てろよ、俺のやり方でやってやる!」


暗闇が晴れ、彼の手に新たな模倣スキルが宿る。


---


### **試練の終わり**


全員が試練を乗り越えた時、守護者が再び姿を現した。


**守護者(穏やかな声で)**

「汝らの意志と力、確かに見届けた。この遺跡の力を託そう。未来を切り開くのは、汝ら自身だ。」


祭壇が輝きを増し、遺跡全体が活性化した。アルカディアのメンバーは新たな力を手にし、次なる戦いへの決意を新たにする。


---


### **次の展開**


試練を乗り越えたアルカディアは、遺跡の力を手に入れた。しかし、その光が新たな敵の目を引きつけ、さらなる戦いが迫っていた。



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