### シーン3: 「ムー大陸の伝説」
異星人連合の猛攻に耐えつつ、マリアと銀河連合の一行がアルカディアの拠点に合流してから数日が経過していた。東京は未だ戦火の中にあり、防衛戦力は減少の一途をたどっている。だが、その裏で、アルカディアはマリアがもたらした技術や情報を元に、新たな希望を模索していた。
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### **マリアの提案**
拠点の薄暗い会議室では、マリアが用意したホログラムが青白く輝き、宙に浮かんでいた。それは地球全体の地図だったが、特に太平洋の一部が強調されている。
**マリア(指し示しながら)**
「ここです。この海域には、かつてムー大陸と呼ばれる文明が存在していた記録があります。そして、その文明の遺跡に、コードウィーバーの核となる技術が眠っている可能性が高い。」
**和成(半信半疑の表情で)**
「ムー大陸?そんなのただの伝説じゃないのか?」
**マリア(真剣な目で)**
「いいえ、ムー大陸は実在していました。少なくとも、銀河連合の古文書にはそう記されています。そしてその遺跡には、コードウィーバーを完全に再現するための手がかりが残されているはずです。」
**夏美(地図を見つめながら)**
「それが本当なら、なんとしても見つける必要があるわね。でも、こんな状況で海に向かうなんて現実的に可能なの?」
**やーちゃん(腕を組んでため息をつきながら)**
「敵は空も海もどこにでもいるってのに、悠長に遺跡探ししてる余裕があるかよ。」
**マリア(鋭く)**
「余裕なんてありません。それでも、この戦争を終わらせるには必要なことです。」
その言葉に場の空気が引き締まる。全員が言葉を飲み込み、重い沈黙が流れた。
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### **戦闘と手がかりの発見**
その夜、アルカディアは太平洋に向けて行動を開始した。敵の目を欺くため、小型の潜水艦を使用し、密かに海底を目指す。
しかし、異星人連合もこの動きを察知していた。
**ジャク(潜水艦のモニターを睨みながら)**
「おい、敵の動きが活発になってきてる。どうやら俺たちがバレたみたいだな。」
**和成(剣を手に構えながら)**
「バレてんならやるだけだ!全員、戦闘準備しろ!」
潜水艦を取り囲むように、異星人のドローンや水中戦闘機が現れる。その攻撃が激しく潜水艦を揺るがし、緊張感が一気に高まった。
**夏美(操縦席から叫びながら)**
「持ち堪えて!もうすぐ目的地よ!」
潜水艦が激しい攻撃を受けながらも海底の目標地点に到達した瞬間、巨大な岩盤のようなものがセンサーに映し出された。それは明らかに自然のものではなく、人工的な構造物だった。
**マリア(息を呑みながら)**
「見つけました...これがムー大陸の遺跡です。」
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### **遺跡内部**
アルカディアのメンバーは潜水服を装着し、遺跡の入口へと向かった。海底に埋もれた巨大な扉には、複雑な紋様と文字が刻まれており、それらは不気味な青い光を放っていた。
**和成(扉を見上げながら)**
「これが本当に何千年も前のものだってのか...?」
**マリア(紋様に触れながら)**
「間違いありません。これらの文様はコードウィーバーの設計図にも記されているものです。この中に必要なものがあるはず。」
**やーちゃん(周囲を警戒しながら)**
「ちょっと待てよ。この扉を開けたら何が出てくるか分からないぞ。」
その言葉に全員が緊張を走らせた。しかし、マリアは迷いなく装置を取り出し、扉の中心にある凹みにそれをはめ込んだ。
**マリア(静かに呟きながら)**
「これが地球の運命を変える第一歩...。」
装置が光を放ち、扉がゆっくりと開き始める。その奥から現れたのは、荘厳な光景だった。遺跡内部には巨大なホールが広がり、中央には何らかの装置が鎮座している。その周囲には複雑な機械構造と古代文字が浮かび上がっていた。
**夏美(驚嘆しながら)**
「これがムー大陸の遺産...。」
**和成(拳を握りしめて)**
「ここで地球を救う力が見つかるのか。」
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### **次の展開**
ムー大陸の遺跡内部で、アルカディアはコードウィーバー技術の手がかりを発見する。しかし、その裏では異星人連合の追撃が迫り、さらなる試練が彼らを待ち受ける。