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カトリナの記憶


────前世、私はこの世界に酷似した携帯乙女ゲーム「この花を君に」にハマっていました。2次作品なども読んでグッズも買う程度には。


前世の終わりは突然でした。私は友人との海外旅行中に日本感覚で1人で夜道を歩いてしまったところ強盗に打たれて死にました。その時の心残りが帰国してから買う予定だった「この花を君に2nd」をプレーできないことでした。あとは部屋のグッズ等々を親に発見されることくらいですかね…ハハハ…。どちらもこのゲームについてだったので優しい神様に導かれたのかもしれません。


そんな前世の記憶が戻ったのは16歳の時、この留学の募集の張り紙を見たことでした。

転生の定番通り寝込みましたね…もうこれぞ悪夢な体調でした。2度とあの感覚は味わいたくはありません。


そして、目が覚めて自分が「この花2nd」の主人公であることも気付きました。買ってないのになぜ分かったかと言うと、2が発売した時に携帯広告で1と2の宣伝を見て1のを無料お試しをプレーしてハマった口だからです。1をやっている間に気になって大まかな2のネタバレを読んでしまったのと、2次作品では2の話もキャラも普通に出て来てましたから。


そう言うわけで自分が主人公と分かりましたが、見た目は別にして、性格がキラキラした純粋無垢な主人公なんて無理。元々大雑把でがさつでしたし、推しを探して遠くから眺める平和なモブとして世界観を楽しみたいと思いました。バッドエンドでも特に困ったことない終わり方をする平和なゲームでしたので気楽に考えました。寧ろ、もともと平民思考。高貴族と結婚した方が後々面倒と思い、私はまず留学をしなければいいのではと考えました。

しかし、自分がその場にいない場合強制力によって何か起こった時対処しずらい事に気づいて、更に実際にこの花の舞台を生で見たいという欲求もあったので選択肢から外しました。留学はする。でも、主人公にならないようにフラグを折ることにしました。


それで、私が初めにしたことはなるべく目立たない外見にすること。ヒロインぽい見た目でなければ攻略対象と親しくなることもないのではと考えました。安直ですがおさげにメガネと言うTHE地味女のイメージにしました。


あとは本当のシナリオだと攻略対象の1人とその攻略対象の悪役令嬢と一緒の留学のはずでしたが、早々に2人にくっついてもらうよう働きかけ、2人は結ばれたので今後の準備の為留学候補から外れ、シナリオとは違う学生が選ばれました。



2の攻略対象ですが私と共に、来なかった生徒を抜くとシリーズ1で人気だったお助けキャラのミルド様、みなも様、2からのキャラでアラン君と隠しキャラのレイフ先生です。



2のゲームのシナリオはもう始まっているようで…でも内容が違っていますがゲームのシナリオ通り話します。

ゲーム上の隠しキャラのレイフルートの発生条件は、1の王子編の一番難易度の高い友情エンドのデーター引継ぎと2の他のキャラを1周している事が条件になっていました。

そして、今の流れだとそのレイフルートに入ってるんです…このルートはこの君の中ではダーク部類で私はあまり好きでなかったので余計覚えています。だから私、このルートを回避するためになるべく近寄らず授業以外で接点ないようにしてるんですけど…


それは兎に角、簡潔に言うと…学校で流行り病と見せかけた呪いが蔓延(女子生徒のみ)→人気のレイフ先生に思いを寄せる女子生徒の仕業→主人公は嫌な雰囲気を感じ取りある夜友達と夜の学校へ忍び込む→気付くと1人になっていた主人公は精霊を追って庭園に着く→物音のした方を見ると授業でお世話になっているレイフの姿が→事情を説明して先生の協力を仰ぐ→その時より時々精霊とレイフに合う夜が続く→祭り?にて魔獣の襲撃があり逃げているといつもの庭園に辿り着く→魔獣は主人公に向けて放たれたものだった。主人公の抵抗も虚しく重症の傷を負ってしまう→レイフは世界の時を見守る時の賢者。長寿のエルフの中でも伝説の人である。そんな彼が主人公の傷を治す→主人公を抱きしめたレイフによる愛の告白→その後犯人の女子生徒は捕まり終身刑→主人公はレイフの思いにこたえて…めでたしめでたし。又は傷を癒したレイフは主人公に説得されるが寂しそうな笑顔を残して姿を消す。友情エンドは私が居た頃はまだ未発表だったので分かりません───




以上が私、カトリナと私の知っているこの世界のシナリオです。



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