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力のゴリラ妹と技のゴリラ私の悪役令嬢物語  作者: 鍵っ子
一章:技のゴリラ幼少期
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拘束解除(自重崩壊)

 ナイスな大人お二人に金言を頂き、元気付けて頂きましたという事で。よし、私なりに頑張って突っ込んでみよう。


「アレウスは普通の子供……アレウスは普通の子供……」


 思い込め思い込め、全力で思い込め……現代人なめんなよ、ブラシーボ効果がプラシーボされててその効果が上がってる訳なんですわ。つまり今の私は無敵。


「よーし、行くぞ」


 目標は案内も一通り終わって楽しいお菓子タイムに突入中の仲睦まじい……いやこれ乱入するのマズい気がして来たんですけど、すごい仲よさそうだよ。なんつーか、お似合いすぎて。金とシアンのコントラストが目にも眩しい。


「ど、どうしよアレ……乱入したら睨まれたりしないかね」


 あ、スチルのあのグルグルアイが目の前に浮かんで来てヒエエエエエいやあなたのお姉様との蜜月を邪魔したのは謝りますからあのすいませんほんとお許しを。


「おちけつ……大丈夫、まだ初日だ、まだそんな酷い事はしてないんだよ……」


 だから、ビビる必要はないんだ! 勢いでいけぇ!


「フゥ……よし、ゴー!」


 扉を開け内部へ乱入。さあさセカンドコンタクトの表情は如何程のもの……あっ、アレウス君顔が引きつってたね今、まぁあしょうがないけどやるしかないって事でさ。


「あ、お姉さま。もう大丈夫なんですか?」

「えぇ、平気よ。心配させてごめんなさいね」


 アメリアありがと、私のダメージは精神的なもんだから、うん。

「しつれい……ほんとうですね、うでのきんにくはいしゅくしてない」

「あら、そんなに心配してって待って体の筋肉で健康を図るそのやり方さっぱり知らないよお姉様そんな実に筋肉的な健康診断何処で覚えたの」


 格闘家か何か? 私そんなアメリアさん知りませんよ?


「さいきんおぼえたんです! きんにくはからだにはとってもたいせつなものです、そのちょうしをはかるのといっしょに、それでけんこうも確かめられるようにって」

「へ、へー」


 何処で覚えたのかは特におっしゃってくださらぬのかぁ……ちょっと爺に頼んで突き止めてもらおうかな。『俺より強い奴に会いに行く』とか言い出したら泣くよ私。


「さて、アレウス。先ほどは怖がらせてごめんなさいね」

「……いえ、大丈夫です」


 あぁぁぁあぁぁあ目が、目が若干怪しい感じがする……気持ちはわかりますわ、だってさっきあんだけヘンテコな事やらかしてどっかいった怪しいお姉さんな訳だよ私。


「ちょっと、その、人との付き合い方が、そのね」

「にがてなんですか、おねえさま?」

「あ、アメリアこのタイミングでそのクエスチョンマークはまずいわ!?」


 あぁああもっと怪訝な表情に……う、嘘吐こうとした訳じゃないの、ホントよ!?


「いや、その、仲良くしたいのはホントなのよ。嘘じゃないわ」

「は、はぁ」


 出来得る限り表情を取り繕って真摯に話をしてみたいとは思うけどあらどうしましょうどんどん表情が……ちっちゃい子って第一印象が大きいって言うのはマジらしいね! 今から挽回しようってのも無理みたい! だが引けないんだよ!


「だ、大丈夫だから、お姉さまを信じなさい。そうよ、先ず私もお姉さまと呼ぶところから始めましょうか」

「え、あの、えっとそのですね」


 あ、コラ逃げるな。下がるな。よし、両肩を抑えたぞ! へっへっへっ、逃がしませんからね弟君、大人しく私と姉弟になるのだわさ……


「ね、いいでしょう……お姉さま、リピート、アフター、ミー? ほら、言ってごらんアレウス君、難しくないから、ねぇ……うふふうふふうふふふふふふふ」

「ひぃぃぃぃぃい!?」


 目と目を合わせてしっかりと……私の真心よ、瞳より確と伝われぇええええ。


「こわい! この人こわいです!」

「なぁ……家族に……なろう……よ」

「お姉さまおちついて!」


 アメリア……放してくれぇ、私は、全身全霊を込めて家族になりに行っているだけなんだよ……アレウスと絆を結ぼうとしているだけなんだ。いやホントに。


「目が、目がとってもふかいことになってます! えっと、ぬまみたいです!」

「うへへへへアメリアもかぞくになるぅ?」

「もうたいせつなかぞくですよぅ!」


 よーし、ワガママさんなアメリアにもやっちゃうぞー……さぁ、瞳と瞳を合わせてじっくり観察。お―相変わらずのルビーアイ……引き込まれる。


「あ、おねえさまぁ……」

「アメリア、ほんとうにきれいねぇ……」


 こんな綺麗な子が妹とか、やべぇ、改めて何か興奮してきた。顎クイしちゃう。うわぁここまで顎クイされるのが似合うヒロインなんていないわぁ……ああカワイイ。


「おねえさまのぎんのめ、とてもきれい……」

「あなたのくちびるも、うばってしまいたいくらいきれいよ……」

「おねえさま、おねえさまぁ……」


 もう駄目だ。我慢できねぇ。こんな子をこの先男に渡すなんざ冗談じゃない。ここで奪う。もう色々奪いつくす。私が、アメリア、まるっともらい。


「おねえさま、わたし」

「めを、とじて」


 先ずは、この桜色の唇だ。こっからアメリアの全部、喰らいつくしてやろうじゃ……


「k%@¥;fg$f#k!?」


 んあぁ? だれだよぉ、引き離すなよぉ、折角アメリアを、こう、、ねっとりと可愛がろうとしてたってのにさぁ……いや、ソレはおかしくない? どうしてそうなった!?


「し、しまった、思わず暴走を!」

「そ、それが本心なんですね……!」


 あっ、アレウス君。いやその、これは違うんですよ。いやホント。私そんなつもりなくて、いやアメリアがくぁいいのが悪いんだよ!


「じょ、じょせいがじょせいのくちびるを……しかも、じつの姉が、妹を!」

「ああああいや確かに客観的に観たらいや客観的に観るとヤバイね私」


 あ、まって、下がらないで。これさっきと違う、あ、アメリアを一緒に引っ張って逃げ出そうとしてる!? こ、これって。


「この、この……ケダモノー!」

「あぁぁぁぁぁぁやっぱりぃぃぃぃぃい!?」


 う、嘘やろ……完全に変態認定されちゃったじゃねーか! 評価が致命的に悪化したぁぁぁぁあ!?


この回だけ私は自重を投げ捨てました。

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