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べギアと鍵と少女と。  作者: あさり
第1章 出会い
9/85

1-9 2度目の魔法

今日はここまでにします!明日も投稿できたらいいなー(白目)

続き書いてたらおかしくなったので改稿しましたなう(2019/06/24 19:51:47)

 その夜、俺は1人で外に出ていた。もちろん、シルアは爆睡中だ。

 外に出ていったい何をするかって?それは自分が魔法を使えるかどうか確かめるためだ。


 俺の家は街の出入口の近くにあるので、誰にも見つからずに10分ほどで林に着いた。


 「よし。ここなら人も居ないだろうし 大丈夫だろう。」

 そう思い俺は、林に生えてある1本の木に意識を集中する。


 すると、首にぶら下げてある鍵が薄緑色に光り輝く。


 「アーバイトウィンド!」

 

 呪文を唱えると、手で扇いだくらいの小さい風が、ゆっくりと木に命中する。 


 スカッ……。


 葉っぱが1枚落ちただけだった。


 「………あ………れ……?」


 昨日みたいに風の刃が出ないぞ!?あの時は鍵が大きかったからなのか?そう思いながらもう一度魔法を放つ。

 さっきよりも風は弱く、木に当たる前に風は消えてしまった。

 それは何度やっても同じで、魔法を使う度に威力が弱くなっていく。

 終いには疲れて倒れ込む。


 「ハァ、ハァ……これが魔力切れなのか……?」


 とてつもない疲労感がべギアを襲う。

 昨日は色々あって、ただの疲労だと思ってた。これが魔力切れだとわかると少し嬉しくなった。


 すると草むらからガサガサと音が聞こえた。


 「魔物か!?」 

 

 今来られたら動けないから完全にやられる!?緊張感が走る。


 でもそれはへギアの杞憂で終わった。どうやらただの風だったらしい。

 

 「はぁ、びっくりした」


 緊張の糸がほぐれ、少し休憩してから家へと帰った。



 帰ってきて家にある魔道具は使えるかどうかの確認をしてみる。

 まずは、ランプだ。テーブルに置いてあったランプに魔力を込める。呪文を唱えて魔法を使うわけじゃないので無言だ。

  

 すると、ぼんやりとランプが光る。 


 「んー……。これじゃ夜道では使えないな」

 ランプは常に魔力を流すタイプと、ある程度魔力を注ぐと、何日間か使えるやつがある。

 俺の家のは安物なのでもちろん前者である。


 次に目をつけたのがテレビだ。

 テレビは魔力を最初だけ送ると回路が起動して電源が付く仕組みらしい。

 叔父さんは基本この街の門番をしているので、夜勤だと当然夜の番組は見れない。


 「お願いだから、これだけは付いてくれよ」

 テレビを付けることが出来たら叔父さんにわざわざ頼まなくても見れるからな。

 

 淡い期待を込めて魔力を送る。


 …………ガチャ。


 テレビの電源がつく音がした。やった!夜中なので心の中で叫ぶ。

 そこに映り出されたのは少し前に流行っていたドラマだ。 

 

 「まさか俺がテレビを付けれるようになるとはな……」

 心の中でシルアに感謝しながら少しだけドラマを見た。


 「そうだ、他の魔道具はどうだろう」 


 あれこれして、それから寝たのは結局2時間だけだった。

 


ちなみにべギアは黒髪黒目の男の子です。(アニメの主人公みんなそんな感じだよn)

ある程度投稿したらキャラデザ描きたい。ちなみに絵心は画伯です。

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