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べギアと鍵と少女と。  作者: あさり
2年夏
72/85

3‐9 基本の基本

剣の稽古が始まります。

 ミシュさんに連れられて店の裏にある開けた路地へやって来る。

 「剣術でも何でも、武術で大事なのは気合いだ!絶対勝つ!と言う気持ちを常に忘れない事だ。いいか?」

 「はい!」

 動きやすい格好に着替えていた。俺は着替えたって言うより着替えさせられた。

 最初はいきなり過ぎて乗り気じゃなかったが、せっかく教えてくれるのだからある程度出来るようにはなりたい。


 「まずは基本的な構えからだ。坊主、自分が思ったように構えてみろ。」

 ミシュさんに言われ、俺は渡された木剣を構える。鉄剣は危ないので後で来たルレンに置いてきてもらった。

 「こう、ですか?」

 俺は右手で剣を構え、右足を前に出す。剣術なんて子供の頃に遊びでやっていた程度だ。


 「全然なってないな。見ていろ。」

 ミシュさんが剣を構える。普段、剣なんて使わないから何が違うのか分からない。

 「どうやら分からない顔をしているようだな。」

 すぐさまミシュさんに見破られてしまう。

 「左半身をよく見るんだ。」

 そう言われて俺はミシュさんの左半身を見る。スタイルが良いので見てると鼻の下が伸びそうなのを我慢して見る。

 左足は前に出しており、どっしりとした構えだ。


 「どうだ、分かったか?」

 「何となくですけど分かりました!」

 俺もミシュさんを見習いながら構えてみる。

 「さっきよりは良くなったな。次は型の練習だ。この人形に向かって適当に斬ってみろ。」

 「はい!」


 俺は一度ラビアで来た剣術披露で見たような斬り方をする。斜め下から斬って一、縦に斬って二、横から斬って三。その繰り返しだ。


 「坊主、その型はどこで教わった?」

 「教わったってよりはラビアで来ていた剣術披露を真似してみただけです。」

 「なるほどな……。たぶんそいつは素人かもしれんな。」

 「どうしてわかるんですか!?」

 あの人の剣術は相当手練に見えた。


 「最初に斜め下から斬ったらどうだった?」

 どうだったと言われてもな。力がしっかり入らなくて斬りづらかったような……あっ、そうか!

 「分かったようだな。いきなり斜め下から斬り上げると力が入らない。だから初めは縦から斬り一。その次に横で二。そして、斜め下から斬り上げ三だ。」 

 ミシュさんが流れるように型を見せてくれる。まるで踊っているかのようだ。

 「斜め下から斬り上げるのは時と場合により右か左か臨機応変にしてくれ。」

 三ノ型はその時によってやり易い方からで良いみたいだな。


 「後は持ち手じゃない方の使い方だな。坊主、左手は何をすると思う?」

 「んー、魔法を使ったりするんでしょうか?」

 右で剣術、左で魔術ってなると難しそうだな。


 「まぁそれも出来ない事は無いが、魔物からの攻撃が来たらどうする?」

 「そうか!魔法障壁を使って守るんですね!」

 確かレフ先生が盾のようにも出来るって教えてくれたはずだ。


 「そういう事だ。習うよりも慣れろだ。今から私と実践をするぞ。私の体に攻撃を当てる事が出来たら何でも一つ言うことを聞いてやろう。あ、でもあんまり高いもんはダメだぞ。」

 ん?何でも?俺はミシュさんにして欲しい事があったのでやる気が出た。

木剣の事を調べていたらポチりそうになった( ˊᵕˋ ;)

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