3‐7 原因不明
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「おじさん!おじさん!」
俺は倒れているおじさんを揺する。おじさんは反応が無い。
「セシア!回復を!」
「うん、任せて!ウィンドヒーリング!」
セシアが魔法をかけるが、おじさんはピクリとも動かない。
暑かったせいか!?そうだ、氷を!俺はおじさんに当たらないよう反対方向に氷を出しおじさんに付ける。
「つべたっ!?」
おじさんは意識を取り戻した。
「おじさん、大丈夫か!?」
「んん?坊主は確か……」
「この前ラビアから観光に来たべギアだ」
「お、そうだそうだ。思い出したわい。あ〜良く寝た。肩こりが治ったようなきがするの」
へ?俺達は目を点にさせて驚く。
「暑くて倒れてたんじゃ!?」
「ん?あぁ、そこの床がひんやりしててつい横になってたら寝てしまってたようじゃな。心配掛けてすまんな。ホホホ」
え?寝てただけなのか!?はぁ、勘違いだったけど、暑くて倒れてた訳じゃなくて良かった。
「改めて、いらっしゃい。よく来たの。一ヶ月ぶりかの?」
「あ、あぁ。こんにちは、おじさん。元気だったか?」
さっきはびっくりしたが、気持ちを入れ替えて話す。
「わしは元気じゃよ」
何か引っかかる言い方だな。
「まさかミシュさんに何か!?」
せっかく剣の事について後で聞こうとしてたのに。
「いや、ミシュも相変わらず元気なんじゃが……店の中を見て気付かんかの?」
店主に言われて乾物屋の中を見渡す。そう言えば今日は……。
「品物が少ない?」
「そうじゃ。ここ一ヶ月はいきなり不漁になっての。いつもの三分の一くらいしか置いてないんじゃ。そのせいで、客足も衰えてしまっての。暑いし暇じゃからそこで横になってたら寝てしまってた訳じゃな」
なるほどな。爺やに買おうと思ってたスキュラケンのおつまみも見当たらない。
「どうして不漁になってしまったんだ?魔物ならいつでも居そうなのに」
「本来はそうなんじゃが、ここ最近は何故か魔物がめっきり現れないようでの、まぁ居ないなら居ないで越したことは無いんじゃがな。普通の乾物ならあるからの。でも魔物の乾物をまた買いに来る客が居ての来る度に申し訳ない気持ちになってしまうんじゃ」
そういう事か。かく言う俺も魔物の乾物をお目当てに来たわけだしな。
「それって原因はわかってるんですか?」
ルレンが店主に聞いている。
「それがの、いつも猟をしてもらってる人に聞いてもわからんようじゃ」
店主は首を横に振りながら答える。
どうやら原因は不明らしい。
「せっかく坊主が来てくれたんじゃ、奥にスキュラケンのつまみがあるでの。持ってくるけぇ待ってておくれ」
店主は奥の方に行って持ってきてくれた。せっかくなので事情を説明して爺やのお土産にしてもらった。
喜んでくれるといいな。
家の床が気持ちよくて横になってたら踏まれました。




