3‐6 事件!?
再び乾物屋へ〜٩(¨ )ว=͟͟͞͞
「リル!」
「まぁ!ミリーナですの!少し見ない間に大きくなったの!」
リル姉達は1ヶ月半ぶりの再会を抱き合って喜んでいる。
爺やの馬車の腕と貴族が使う抜け道のおかげで、俺達は日が完全に落ちる前にはパラクリントに着くことが出来た。
その爺やは何やら仕事があるらしいのでパラクリントの貴族の家に泊まりに行った。俺達が遊んでいる間は、ずっと外交みたいだ。忙しそうだな……。
爺やはセシアがお土産で持って行ったスキュラケンのおつまみにハマったと聞いたので明日、乾物屋に寄ったら買っておこう。
夜ご飯時に着いたので、サイハネ叔母さんとリル姉が経営してる郷愁亭でご飯を食べる。
リル姉とサイハネ叔母さんにシルアを紹介したら凄い可愛がっていた。
叔母さんなんて、「また服を作ってあげる!どんなのが良い?」って意気込んでいた。俺の家では俺と叔父さんしかいないから、たまには母親的な存在も味合わせてあげたい。相変わらず食べ物以外は無表情だから嬉しがってるのかよく分からん。
でもこれを機に叔父さんと叔母さんが復縁してくれたら嬉しいんだけどな。同棲は難しくても仲は戻って欲しい。10年前の叔父さんよりだいぶ柔らかくなったからな。
次の日、俺達は繁華街へやって来た。リル姉は宿屋の仕事があるので此処には居ない。
1ヶ月ほど来ていないだけでパラクリントの繁華街はかなり変わっていた。
スライムミルクティーは相変わらず人気らしいが、今度は見たことの無い食べ物もある。
ミリーナと手を繋ぎ繁華街を散策する。
何やら熱い視線を感じる。その正体を辿っていくとルナと目が合った。
「どうした、ルナ?」
何か欲しい物でもあったのだろうか。
「ずるいです……」
「何がだ?」
「私だってお兄ちゃんと手を繋ぎたいです!」
なんだ、最初から言えばいいのに。
「ほら、いいぞ?」
俺は空いている左手をルナの方へ出す。
「えへへ」
迷子にならないためにも手を繋いでおいた方がいいだろう。夏休みという事もあってか、この前来た時より倍くらいは居る。
また熱い視線を感じる。ルナからでは無いようだ。
セシアだ。
「どうした、セシア?」
「うぇ!?ううん、な、なんでもないよ?」
嘘だ。この前はそうやって素敵なサプライズをされた。きっと何かあるはずだ。
「何か企んでるのか?」
「な、何も企んでないよぉ!でもちょっと……」
「ちょっと?」
「手を繋ぐのが羨ましいなぁって」
なんだ、そういう事か。
「ミリーナ、セシアの手を繋いでくれ」
「うん!」
そう言って手を繋ぐ。
「そ、そうじゃないんだよぉ……」
セシアが小声で何か言っている。ダメだったか?
「そうやって4人で手を繋いでると家族みたいですね!」
会長が俺達を見てニヤニヤしている。
「か、家族!?」
……ポフン。
セシアが顔を赤くして俯いてる。まさか熱中症になったんじゃないよな!?
「セシア、大丈夫か?」
「うん、大丈夫!大丈夫!さぁ乾物屋さんに行こー!」
なんだか張り切ってるな?
まぁ大丈夫そうだな。
「こんにちはー。おじさん居るか?」
俺達は乾物屋に入る。そこで店主が倒れてるのに気付いた。
手を繋ぐ話を入れたくて入れました。
ベタですかね?




