3‐2 的外れ
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ルレン君が攻撃魔法を使います!
ここは修理された魔法訓練所の森エリア。
放課後、俺達はここに来ていた。
「はぁぁああ!アイシクルフィロス!」
木に付けてある的に目掛けて魔法を放つ。だが、的に当たることはなく魔法は消えていく。
「べギアさん、おしいです!」
「うん、後もう少しだったよ!」
ルレンとセシアが俺を見守ってくれている。
俺達は魔法実技に向けて特訓を始めた。
「ただ魔法を使うだけなら出来るようになったけど、いざ、当てるってなったら相当難しいな」
風魔法だと話にならないくらい命中しないので、氷魔法を使って狙っている。
「僕も1年の頃は、全然当たらなくて苦労しました。今でもあんまり得意じゃないんですが……」
ルレンは防御魔法は得意だが、攻撃魔法はあまり得意じゃないらしい。魔強間でも攻撃してるとこ見てないもんな。
「ルレン、ちょっとやって見せてくれないか?」
俺よりは出来ると思うしルレンが攻撃魔法を使うところを見てみたい。ルレンは最初、嫌そうにしていたがその事を伝えると喜んでやってくれる事になった。
「あまり期待しないでくださいね?ロッククラッグ!」
ルレンの鍵が雄黄色に輝き、ルレンの開いている右手から岩の礫が現れ、勢いよく的に向かって行くが俺と同じく当たらずに過ぎ去ってしまう。
「…………あ……れ?」
ルレンはきょとんとした顔でこちらを見る。
「ま、まぁ、ざっとこんな感じですね。攻撃魔法だけはほんとに苦手なんです!」
「こ、これでもルレンくんは魔法の筆記と実技を合わせたら上位の方なんだよ!」
セシアがフォローするが、あんまりフォローになってない気がするぞ。
「せ、セシアはどうなんだ?」
これ以上、ルレンの話をしたら可哀想な気がしたからセシアに降ってみる。
「わ、私!?私もあんまり得意じゃないよ?」
自信がなさそうに的の前に立つ。
「お願い当たって!ウィンドダスト!」
セシアの放った風が的をめがけて飛んでいく、俺たちと違って的の真ん中を切りつけていた。しかも、5つあった的全部にだ。
「お、おぉ……」
俺とルレンは驚いて半端な声しか出なかった。
「ど、どうかな?」
「凄いじゃないかセシア!今のどうやったんだ?」
「あれはね、ウィンドダストって言って風魔法の類なで、指先から風が出るんだよ。でもべギアくんの使っている魔法と違ってあまり威力がないのが欠点なんだよね」
指先だったから5つの的全てに狙えたのか。1つ狙うだけでも相当大変なのに全部当てちゃうとはな、凄いコントロールだ。
セシアは褒められて嬉しかったのか照れている。
俺達は日が暮れるまで魔法実技の練習をした。
ある程度当たるようにはなった。これなら本番も何とかなりそうだ。
魔法の名前を考えるのも大変ですね( ᷇ᵕ ᷆ )




