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べギアと鍵と少女と。  作者: あさり
第2章 魔法強化月間
63/85

閑話 その頃の彼ら

※時系列バラバラです。視点も変わるのでご了承ください。


https://novelup.plus/story/693948241

(ry←ちゃんと説明しろ。

 ここは宿泊施設。Aグループは先に帰っている。


 …………ゴシゴシゴシゴシ。

 ブラシの音が部屋に響く。


 「クソ!なんで俺様がこんな事を!」

 計画は順調だったはずだ。なのに、負けてしまうとは許されざる行為。

 「も、申し訳御座いませんギルネ様。もっと多く細工するべきでした。」

 勝てなかったのは全てコイツのせいだ。


 「フン、後は全部やっておけよ!」

 真面目に掃除するなんてバカバカしい、後は繁華街で時間を潰してから帰ってやる。

 俺様は掃除していた部屋を出ようとする。

 部屋の前には腕を組んでいるスティブン先生が居た。

 「おーい、サボるんじゃねえーぞー」

 クソ、俺様は渋々掃除を再開させた。


 今度こそ……今度こそべギアをズタボロにしてやる。次の策は考えてある。リツリなど当てにならんからな。

 そして、セシアと……セシアちゃんと……。


 ……ダラー。

 いかんいかん、ヨダレが床に着く所だった。





 べギアが学園の用事で家を空けて2日が経った。

 今日はセシアの爺やが迎えに来る日だ。


 「おにく!おにく!」

 隣街まで連れて行ってくれるらしいので楽しみ。

 

 「シルア様、いらっしゃいますでしょうか?」

 待っていたら迎えに来た。

 「ぎょい」

 荷物を持って玄関に急ぐ。お肉が待ってる!


 「準備はよろしそうですね?それでは行ってまいります。」

 「おじさん、行ってくる」 

 見送りで玄関に居るおじさんに声を掛ける。

 「おう、気をつけてな!爺や、シルアをよろしくお願いします。」

 おじさんは手を振りながら見送る。お土産を持ってくるから期待して欲しい。 


 べギアがジューディに来るまで沢山食べた。ここのご飯も美味しいけど、やっぱりべギアのご飯が一番。





 べギアとシルアが家を空けて居ない時のティム叔父さん。

 「誰も家にいないなんて久しぶりだな」

 べギアが学園の用事で帰って来るのが遅いことはあったが、こうして何日も家に居ない事は無かった。

 「改めて一人だと思うと寂しいもんだな」

 べギアが居てくれたからこそ頑張れたんだな。愚息だが感謝はしている。

 「さて、一人で家に居てもしょうがない。気晴らしに散歩でもすっか」

 俺は戸締りをしっかりして商店街の方へ向かった。


 ラビアは小さい街だが、商店街は活気づいている。

 「よお、ティム。飯でも買いに来たのか?」

 コイツは魚屋の店主、バートンだ。最近シルアちゃんが来てから肉ばっかりだったから魚もいいな。

 「おう、バートン。料理ほとんど出来ない俺でも作って食べれそうなのはあるか?」

 料理は女の仕事だと思っていた俺はほとんど台所に立った事がない。サイハネが家を出て行った後はべギアが料理を作ってくれたので数えるくらいしか料理をした経験がない。

 「そうだな……これなんてどうだ?」

 バートンが手に持ってオススメしてくるのは、大きい縞模様の青い魚だ。

 「これは?」

 魚なんて詳しくないからなんて名前なのかわからん。

 「これはな、ウマイウオって言ってな。名前の通り美味しい魚なんだ」

 ウマイウオ?変な名前だが美味いならそれでいいか。

 「バートン、それを一匹くれ」

 「あいよ」

 俺はバートンから魚を買い、他の店も散策しながら自宅へと帰る。


 さて、作り始めるか。

 バートンの話だと、魚の真ん中にバッテンの切込みを入れてそのまま焼けば良いだけらしい。実に簡単だ。

 魚を焼きながら米を研ぐ。

 「一人暮らしってこんな感じなんだろうな」

 俺は四苦八苦しながら米を炊き、魚を焼き上げた。

 「改めてべギアに感謝だな」

 

 「ヘクシュ!」

 「べギアさん風邪ですか!?」

 「いや、ただのくしゃみだ」

 寒気がしたけど風邪じゃないよな!?

 みんなに心配させないように誤魔化しておいた。 

ほんとはギルネだけの話を書きたかったけど書いてみたら短くなったので他の人も追加です!

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