1-6 べギアの鍵
連投ごめんなさい!とりあえず今日は多分ここまで!
「それで鍵って……?」
とセシアが俺に尋ねる。
「あぁ、これなんだ」
俺は首にぶら下げていた鍵をテーブルに置く。
それは魔法を使った時より明らかに小さくて俺の親指ほどしかなかった。
「ガハハ、これがお前の鍵かぁ?どこの金庫の鍵持って来たんだよ」と言いながら笑うティム叔父さん。確かにこれじゃ笑われるな……。
「でも待って、生まれた時ってこれくらいだよね?」
セシアさん気遣いありがとう。でも俺生まれたてじゃないよぉ。べギア泣きそう!
そう思ってたら、俺の隣でずっとスープを飲んでいたシルアが言った。てかそれ何杯目だよ…
「持ち主が変わったから」
持ち主が変わると小さくなるのか!?でも魔法使った時は普通の人の鍵くらいあったよな?
「持ち主が変わると小さくなっちゃうの?」
セシアが俺の気になっていた疑問を言ってくれた。
「そう、でも持ち主が変わってから少しの間はそのまま」
やっぱり少しの間はそのままなのか、でもなんでそんな事知ってたんだ?シルアの事なら適当な気がするけど…
「それで俺がなんでシルアの鍵を使えるんだ?」
それが一番の疑問だ。
「シルアは2つ持ってた。べギアは1つもなかった。ウィンウィンの関係 ギブアンドテイク」
シルアの説明はいい加減だが、これ以上考えても意味が無いと思った。それに俺も念願の鍵を手に入れたんだ!一生無理だと思ってたからすごい嬉しい。
でも元々シルアのだから貰っていいのかという疑問があった。
「でもこれほんとに貰っていいのか?」
「あげるって言った」
そう言えばそうだったな、有難く頂戴させてもらおう。
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