2-31 何かが動き出す
今日も更新です!
いつも見てくれてる方々ありがとうございます!これからも頑張りたい。
俺達は、また繁華街へとやって来た。
今度こそ観光だ!
シルアと叔父さんにお土産を買わないとな。
「なぁセシア、お土産屋さんとか良いとこ知らないか?」
セシアなら何回もパラクリントに来てるって聞いてるから、きっと良い所を知っているだろう。
「シルアちゃんと叔父さんにだよね?だったらあそこはどうかな?」
セシアが指を差したのは繁華街の端にある、こじんまりとしたお店だ。
「なんだあれ?」
お店に並んでいるのは茶色い物ばかりだ。
「あれはね、魔物の肉を使った乾物屋さんだよ!シルアちゃんお肉が好きだし、叔父さんもおつまみとしてどうかな?」
なるほど干物か。乾いているから腐ることも無いし丁度良いかもな。
1人で買いに行こうとしたが、みんなも魔物の干物に興味があったのか、みんなで乾物屋さんへ向かう。
「いらっしゃい。おや、学生さんとは珍しいね」
年老いた男の店主が挨拶をしてくれる。
「えぇ、ラビアから学園の授業の一環で来たんです」
セシアが店の干物を見渡した後に答えた。
「ほう、ラビアからか。そりゃ大変だったろうに。気になる物があったら言ってくれよ。試食させるから」
「ほんとですか!ありがとうございます!」
セシアは驚きながら指先を合わせる。
貴族だからお金には困ってなさそうなのにな、何気に倹約家なんだよな。
将来は良い奥さんになりそうだ。
そう思ってセシアを見つめていたら目が合った。
「べべべべギアくん!?どうしたのかな?」
驚きながら喋るセシア。
「いや、気になる干物でもあったのかなー?って」
誤魔化しておく。
「こ、コレなんて美味しそうだよ?」
セシアが手にしたのは小さい袋に入った物だ。
「おじさん、これって何の肉なんだ?」
よく見ると一口サイズに切り分けられている。
「おぉ、それか?それはクマモットの肉じゃな」
「クマモット?」
「そう、クマモットじゃ。クマとモルモットのハーフでな大きさはクマの半分なんじゃが、かなり凶暴での、それが魔物化したものなんじゃ。魔物になると生身の人間なんて一裂きで殺されてしまう。食べてみるかの?」
なんて恐ろしい。確実に会いたくない。
「はい、お願いします」
セシアがその袋を店主に渡すと店主は、それを開けて俺達に渡してくれる。
「「いただきます」」
パクっ。
「こ、これは凄いですね。とても魔物の肉だと思いません!」
「干物なのに柔らかくておいしいです!」
ルレンとルナは食べてすぐに驚きを声にしていた。
魔物の肉だと言われなきゃわからないくらい美味しい。
みんなでクマモットの干物を買う事にした。
「他にお勧めってありますか?」
会長が店主に尋ねている。
「そうじゃの、今の時期ならこれなんてどうじゃ?」
店主がオススメしてきたのは、イカの足のような干物だ。
「これは何ですか?」
エマ先生が訊ねる。
「これはの、スキュラケンの足の干物じゃ。イカとは違って噛みごたえも味も抜群なんじゃ。親のお土産にはもってこいの逸品じゃの」
確か海の魔物だったよな。
海で遭遇したが最後、必ず帰って来れなくなるとか。
俺達はまた試食させてもらう。
ちょっと硬いか?でも普段食べている珍味より美味しい。
「硬かったかの?そう言う時は炙って食べたら柔らかくなるぞい」
店主はそう言うと魔法で火を出しスキュラケンの足を炙ってもう一つくれた。
うん、炙ることによってめちゃくちゃ美味しくなった。
スキュラケンの足の干物も買う事にした、
あとは無難にイノブタの魔物の肉を乾燥させた物や魚の干物を買って店を後にする。
パラクリントに着てからまだ二軒目なのに驚きがいっぱいだな。
その後、俺だけ隣にある場所へ寄り、そこの物を買った。
自分用のお土産だ。
同日、パラクリント地下水路。
「例の物は用意できたか?」
男の声で誰かに喋っている。
「はっ、約束の物をお持ちしました」
カゴは布で覆われている。何か入っているようだ。
「そうかそうか、少し小さい気がするが、まあいいだろう。契約魔法の準備を!」
「はは、只今」
そう言うと何やら地面に円を書き出す。
そして、男とカゴに入ってる何かを囲うようにした円が光り出す。
契約魔法に成功したようだ。
「さて、小手調べに繁華街がいいか?パラクリントへ観光に来たことを後悔させてやる!ハハハ!」
高笑いは地下水路中に響き渡った。
男は魔物を連れてパラクリントの地下水路を後にする。
書き方を少し工夫してみました。




