2-30 ミリーナの旅立ち
ミリーナちゃん頑張って欲しいですね!
今日から3日間はパラクリントでの自由行動だ。
そして、今日はミリーナがジューディに向かう日だ。
俺達は朝から宿屋に集まっている。
「ミリーナ、あちらの方にご迷惑が無いようになの。寂しくなったらいつでも戻ってくるの」
リル姉がミリーナを心配そうに見る。
「うん、喫茶クルルー二で接客とメニューを覚えたら戻ってくるよ!」
ミリーナは笑顔でサムズアップをする。どこか寂しそうにも見える。
「はい、これ。あんまり上手じゃないけど良かったら着てね」
サイハネ叔母さんがミリーナに布のようなものを渡した。どうやら叔母さんが作った洋服らしい。
「ありがとう叔母さん!」
ミリーナは喜んでいる。
貰ってからすぐ着替えに行った。
「わぁぁぁぁ。可愛い!」
セシアが開口一番に感想を述べた。
他のみんなもミリーナを褒めていた。
うん、確かに可愛いしよく似合ってる。
ミリーナが着たのは紺色のワンピースだ。
「えへへ」
ミリーナがとても嬉しがって裾を持ってヒラヒラ回っていた。
一昨日叔母さんか宿の方に顔を出さなかったのは、この洋服を作っていたかららしい。
それにしても叔母さんの裁縫の腕前は中々のものだ。
今度シルアの服も作ってもらおうかな?
俺の家に来てからワンピースかお下がりしか着てないからな。
「そろそろ宜しいですか?」
セシアの爺やが馬車のドアを開けて喋る。
「はい!よろしくお願いします。」
ミリーナはペコッとお辞儀をする。
「それじゃ、みんな元気でね!」
ミリーナが馬車に乗って手を振る。
「パラクリントの観光が終わったらジューディに寄るからなー!」
俺は手を振り返しながら喋る。
「うん!」
馬車はジューディに向かって行く。
さて今度こそ観光だ!
パラクリント観光が始まる!




