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べギアと鍵と少女と。  作者: あさり
第2章 魔法強化月間
53/85

2-28 二階にあったのは

べギアさん頑張ります。

作者も頑張ります。

 「みんな、後は頼んだ」

 俺は民家から出る。

 相手チームのベストはルナに預けた。俺が掻き乱した後に参戦してもらう予定だ。

 敵陣に入る前に石を数個拾う。未だに土魔法使えると思ってるかも知れないからな。


 「よし!」

 俺は顔を叩いて気合を入れる。

 そして、敵が居る民家の崩れている所へ走って向かう。


 「うおおおおおぉ!」

 もちろん、魔法障壁を張りながらだ。


 ……………………ガシャン!

 多少壁を壊してしまったけど、まぁ良いだろう。


 「敵襲か!?」

 中にいた男が驚く。

 まさか、民家で紅茶を飲みながら寛いでいるとはな。

 こっちがびっくりするよ。

 残りの人はみんなここに居たようだ。

 

 「喰らえ!ロック◎△$♪×¥●&%#?!」

 俺は学園の訓練所でギルネに使ったように石を投げつける。

 魔法障壁を張る者、外に逃げる者、上に逃げる者、様々な反応をした。

 ただ2人を除いて。


 「フン、べギアじゃねえか。考えも無しに1人で突っ込んでくるとはな」

 「ウェヘヘ、ミィのサービスは楽しんでもらえましたかね?ウェヘヘ」

 くそ、やっぱりギルネ達の仕業だったか。

 色々言ってやりたいが、今はそれよりこの2人を倒さないと。


 「喰らえ!アーバイトウィンド!」

 俺は風魔法をギルネに向かって放つ。

 「フン、喰らわん!ダークバレーノ!」

 風と雷じゃ相性が悪いか!?

 

 残り時間は3分を切った。

 なんとかして倒さないと。

 こんな時、ルレンが残っていたら倒せそうなのにな。

 

 「もうお終いか?さっさとやられろ!」

 ギルネから雷が飛んでくる。

 くっ、魔力切れしないためにも魔法は使わず逃げる。

 そして、俺はそのまま2階へと向かう。

 ギルネも追いかけてくる。


 このままでは負けてしまう。何かないか!

 俺はギルネを倒すため2階の部屋を物色する。

 そこには1枚のメモが残してあった。


 『あいしくるふぃろす』


 子供の字で何か書いてある。きっとここは子供部屋だったんだろう。

 これは確か氷魔法の呪文だ。

 それと同時にセレーナ先生の座学の事を思い出す。

 「世の中には、極稀にですが1つの属性の魔法だけじゃなく2つや3つの属性の魔法を使える人が居ます。これは先天性と後天性があり、皆さんも例外ではありません。自分の可能性を信じてください」


 足音が聞こえる。ギルネ達がこちらへやって来るようだ。

 やってみるしかないか……。

まだ実習訓練続きますね。

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